スマホゲーム『FGO』の未来はどうなる!? 開発会社の“迷走”にゲーマーから不満の声

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スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(以下、FGO)を大ヒットさせ、ソシャゲ界のトップランナーとなったゲーム会社『ディライトワークス』(以下、DW)。現在もその天下は続いているが、ここ最近さまざまな困難に見舞われているようだ。

4月22日には、「DW」が開発・運営を主導したゲーム『サクラ革命 ~華咲く乙女たち~』のサービス終了が明らかに。同作は、20年以上続いている「セガ」の人気タイトル『サクラ大戦』の世界観を受け継いだスマートフォン向けRPG。サービス開始前から人気バーチャルYouTuberを起用した告知を行っており、事前登録数が30万人を突破するなど注目を集めていた。

しかし昨年12月にゲームがリリースされると、昨今の流行りとかけ離れた3Dモデルの出来や、ゲームシステムなどが批判の的に。当然ながら売上も伸び悩み、リリースからわずか半年後の6月30日をもってサービスが終了することとなった。

現在出回っている情報によると、開発費は30億円に上ると言われているが、推定売上を見ると10分の1も回収できた気配はない。ネット上では「サクラ革命」の迷走を「DW」の責任だとする人が多く、《サクラ革命、まじでDWの実力のなさの証明と他社のIPブチ転がしただけで終わったね》《ユーザーに舐め腐った態度を取り続けた結果》《やっぱFGOで勘違いしてたんやな。DWがすごいわけやないんやで》《最近、サクラ革命がサービス終了してFGOもオワコンって言われてるけど、この2つのゲームの共通点的に悪いのは多分ディライトワークスだと思う。サイゲに任せていれば…》などと、厳しい意見が続出している。

『ウマ娘』の台頭で業界トップの座も危うい?

現在「DW」は、稼ぎ頭である「FGO」に関しても苦戦している状況。4月26日にはゴールデンウィークに向けて、新キャラと期間限定ガチャが実装されたのだが、翌日付のセールスランキングでは2位という結果に。1位は『Cygames』によるスマートフォン向けアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』に奪われてしまった。こういった背景から、業績が右肩上がりになっている「Cygames」と「DW」を比べる声は多いようだ。

しかしその一方で、「DW」に関する朗報も。『ストリートファイターIV』シリーズをはじめとした格闘ゲームのプロデューサーを務めてきた元『カプコン』の小野義徳氏が、5月1日付けで「DW」の代表取締役社長COOに就任することが決定したのだ。さらに『メギド72』のプロデューサーを務めた元『DeNA』の宮前公彦氏も、この度「DW」に移籍したという。

やり手の業界人が加わったことで、改革の兆しが垣間見える「DW」。「サクラ革命」の失敗を経て、企業体質を一新しようとしているのだろうか…。今後はユーザーに寄り添った作品作りをしてくれるはずだと信じたい。

文=大上賢一

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