『バキ道』9巻に批判殺到! 古参ファンも離れる「大相撲編」はナゼつまらないのか?

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累計発行部数8000万部を超える、大人気格闘漫画「刃牙」シリーズ。現在は日本古来の格闘技・相撲をテーマとした『バキ道』が連載されているものの、ファンの間で激しい賛否両論が巻き起こっているようだ。

「バキ道」は、『週刊少年チャンピオン』2018年45号から連載がスタート。前シリーズの『刃牙道』は現代によみがえった宮本武蔵が物語の中心となったが、今作では相撲の神を先祖にもつ二代目野見宿禰(のみのすくね)をめぐるストーリーを繰り広げていく。

5月7日に発売された単行本9巻では、範馬刃牙をはじめとした「地下闘技場」の戦士たちと、「日本大相撲協会」の面々による総当たり戦を展開。烈海王の右腕を授かった愚地克巳が、史上最強の関脇である獅子丸とバトルを行う。

しかし、その内容に多くのファンが不満を抱いているようで、ネット上では《バキ道の方は今回、正直あまりハマらなかった…》《あまりにも行き当たりばったりで、何のストーリーも考えていない。刃牙ファンとしては悲しい限りですよ》《力士のバックボーンも個性もないので、とにかく語るところがない》《刃牙シリーズ通して一番中身が…5分で読み終えてしまった》《バキ道9巻出てたから読んだけど、克巳戦がアレすぎて泣く》といった声が続出。中には、《グラップラー刃牙から刃牙道まで全巻所有してます。さすがに本巻をもって、追読をやめます》と宣言する人も現れた。

ファンが『バキ道』に不満を抱いてしまう理由は?

最新刊にかぎらず、「バキ道」はシリーズを通して不評の声が目立つ。なぜそれほどまでに、最近の展開に反発する人がいるのだろうか。

その理由として考えられるのは、既存の人気キャラが〝格下げ〟されている点だ。たとえば物語の序盤では、宿禰と〝ミスター・アンチェイン〟ことビスケット・オリバが対決。オリバといえば作中トップクラスの怪力を誇る男だが、力と力の真っ向勝負において〝かませ犬〟のような扱いとなってしまった。

また「日本大相撲協会」と「地下闘技場」戦士のバトルでは、渋川剛気や花山薫が大相撲の力士たちと勝負。しかし作中では、『グラップラー刃牙』の「最大トーナメント編」において横綱である金竜山がすでに敗北を喫している。そのため、今さら表舞台の力士が敵となることに魅力を感じない人は多いようだ。

とはいえ、今でも「刃牙」シリーズは愛されており、SNSなどでは最近の展開を全肯定するファンも少なくない。賛否両論を乗り越えて、ふたたび物語が盛り上がることを期待したい。

文=大上賢一

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