ジャンプ漫画は“15万部”でも打ち切り!? シビア過ぎるアンケート至上主義が物議

ジャンプ漫画は“15万部”でも打ち切り!? シビア過ぎるアンケート至上主義が物議

ジャンプ漫画は“15万部”でも打ち切り!? シビア過ぎるアンケート至上主義が物議 (C)PIXTA

現在の『週刊少年ジャンプ』といえば、少年誌のトップをいく王道雑誌。しかし、アンケート至上主義とウワサされており、どんなにコアなファンがいようとも、打ち切られてしまう場合もある。

打ち切りは物議を醸すことがよくあり、今年4月5日発売の『ジャンプ』18号で連載が終了した『仄見える少年』の、コミックス売り上げが話題になっていた。

2020年の『ジャンプ』39号から連載が始まった『仄見え』は、原作・後藤冬吾、漫画・松浦健人による霊怪ホラー漫画。霊怪を祓う霊媒師の主人公・片儺木伊織と危険を察知できる少女・哀別理久の活躍が描かれている。

しかし、30話で連載が終了。4月30日には最新コミックス3巻が発売された。

そして現在、物議を醸しているのが、『仄見え』3巻の帯に書かれている文面。帯には《累計15万部突破!!》という文言が書かれていたのだ。

15万部の『仄見える少年』売り切りは厳しすぎ?

この事実がネットで拡散されると、《想像以上に売れてた。今はこれで切られるのか》《単純計算で各巻5万部なのに打ち切りは厳しくない?》《売れたのにアンケートが振るわなかったってこと? 珍しいパターンなのかな》《コミックが出たら買う派ばかりだったんだろうな、Web連載なら生き残れたかもしれないな》《すごい売れてるな…。他誌なら全然生き残れたんじゃないか?》《15万部でもダメなのはジャンプ厳しいな…》といった声が飛び交うことに。

そもそも『仄見え』は、1巻の発売後に即重版がかかったという実績も持っている。2巻までで10万部売れたと言われており、連載終了時もファンから悲しみの声が広がっていた。

しかし、現在の単行本の売り方は、初版部数を少なめにするのが主流。1巻に重版がかかっても連続重版がかからなければ、『ジャンプ』の場合、15万部を売り上げるポテンシャルのある作品でも連載が終了してしまうようだ。

ファンと編集部の〝気持ちのズレ〟は、《3巻発売時点で15万部の漫画を切って、新連載を始めるのは正気じゃねぇよ!》《紙面に制限がある昭和ならともかく、ほぼ無尽蔵に紙面があるWebがある今、打ち切りというシステム自体おかしくね?》《コンスタントに15万売れる作品があったとしても、9割9分爆死でもワンチャン150万売れる作品が欲しいって理屈はわからなくない》《業界全体がジャンプみたいな考え方だとすげぇ嫌だけど、業界の最強がそういう考え方する分には健全なんじゃないすかね》《ジャンプと言えばもはや打ち切りだけども、同時に引き延ばしの都市伝説が長年続いてるように、長大な話を終わらせないリソースも持ってるんよな…》と物議を醸していた。

打ち切りでも名作と評価される作品は少なくない。作家が納得のいく形で作品を終わらせることがベストだと思うが、現実はそう甘くないのかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部

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