実は『ONE PIECE』史上最強? ドフラミンゴが海賊王になれなかったのはナゼか

実は『ONE PIECE』史上最強? ドフラミンゴが海賊王になれなかったのはナゼか

『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

漫画『ONE PIECE』の世界ではさまざまな海賊がしのぎを削っており、底辺からのし上がる者がいれば一夜にして没落する者もいる。その中でも、元「王下七武海」のドンキホーテ・ドフラミンゴは運命に翻弄された犠牲者の1人。一部界隈では、いまだにドフラミンゴの敗北を認められない人もいるようだ。

作中でドフラミンゴがメインとなったのは、単行本71巻~80巻で描かれたドレスローザ編。「ドンキホーテ海賊団」の船長にして、「ドレスローザ王国」を牛耳る国王でもあり、ルフィ率いる麦わらの一味を大いに苦しめた。

ドフラミンゴはすさまじい実力者で、作中の重要人物しか使えない「覇王色の覇気」を習得済み。また、彼が所持する「イトイトの実」の能力もチートすぎると評判だ。イトイトの実は硬質化された糸を身体から自在に繰り出せる能力で、その使い方は自由自在。雲に糸をひっかけて空中移動できたり、糸の力で負傷した部分を修復したりと攻守ともに隙がない。

極めつけはイトイトの実の覚醒技である「鳥カゴ」だ。硬質化した糸によって広範囲を覆うという大技で、その範囲はドレスローザ全体にまで及ぶ。さらに糸の硬度も高く、海軍大将の藤虎や、覇気をまとったゾロの剣でさえ切ることはできない。あまりに汎用性の高い能力に、読者からは《強すぎる…弱点はないのか?》《ドフラミンゴが最強キャラでいいだろ、もう》《鳥かごだけは本当に設定ミスだと思う》との声が続出していた。

戦闘力で圧倒的な格の高さを見せるドフラミンゴだが、彼の魅力は他にもある。それは自分の仲間を「家族」と呼ぶほどの強力な仲間愛だ。第683話では「俺にはこいつらしかいない…! 家族を笑う者は俺が許さん…!」というセリフもあり、もはや主人公のような風格すら漂っている。

なぜドフラミンゴは負けてしまったのか

圧倒的な実力と、主人公の風格さえ漂わせるドフラミンゴ。彼が敗北してしまった理由の1つは、敵を作りすぎたことにある。ドレスローザの住民は10年間にわたって残酷な支配を受け続けており、ドフラミンゴにヘイトを溜めていた。さらに島の外でも悪行を行っていたため、麦わらの一味はもちろんドレスローザ市民や通りがかりの海賊など、あらゆる人たちの目の敵にされてしまったのだ。

また、「鳥カゴ」は強さばかりが強調されるが、その反動も大きい。国を覆うほどの糸をしかけることによって、ドフラミンゴ自身に見えない負担があったことは間違いない。ルフィとの勝負に負けてしまったのは、「鳥カゴを操りながら戦闘する」というハンデを背負っていたため、全力を出せなかったからだと考えるべきだろう。

とはいえ今でも、ドフラミンゴを最強キャラと信じるファンは多い。今後再登場した際には、名誉挽回の大活躍を期待したいところだ。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

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