『エヴァ』綾波レイが海外ネット民のおもちゃに… 謎のミーム「Rei Plush」とは

『エヴァ』綾波レイが海外ネット民のおもちゃに… 謎のミーム「Rei Plush」とは

『新世紀エヴァンゲリオン』1巻(漫画:貞本義行、原作:カラー/KADOKAWA/角川書店)

『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイは、日本を代表するアニメヒロインの1人。ミステリアスな佇まいや時折見せる少女らしさのギャップに、多くのアニメファンが心を奪われてきた。しかしそうした人気の裏で、海外ネット民の間では綾波レイが謎のミームとなって流行していることをご存知だろうか?

話題の場となっているのは、『Reddit』や『4chan』といった海外の大手掲示板。「Rei Plush」(レイのぬいぐるみ)として、綾波レイを模したぬいぐるみがシュールなセリフを発する画像が大量発生している。その扱いは非常に独特で、レイぬいぐるみを神のように崇めているかと思えば、ネットの有名なジョークを言っているくだらない画像も。さらには「レイぬいぐるみはレイシストだ」と、レイに引っ掛けた架空の設定を作り出すネット民までさまざまだ。

また、YouTubeでは「Rei Plush」をネタにする動画が150万再生を記録。ツイッターでもミームの布教活動に勤しむ人々が多く見られる。ネットの人気が後押ししてか、『Amazon』や各種通販サイトでレイぬいぐるみを調べても、軒並み売り切れ状態となっていた。いずれも綾波レイではなく、レイぬいぐるみ自体に熱狂的なファンがついているようだ。

 

「エヴァンゲリオン」とぬいぐるみの関係

それにしても、一体このぬいぐるみの正体は何なのか。気になって調べてみたところ、アメリカ・カルフォルニアにあるおもちゃ会社が作成したものだった。もともと2017年ごろに発売されていたものの、その当時はとくに流行を呼ばなかった模様。しかし2019年ごろからぬいぐるみをネタにするミームが発生し、現在にいたったわけだ。

「レイぬいぐるみ」がミームとして大流行している理由については、海外ネット民もたびたび議論を行っている。しかしその謎は、いまだに解明されていない。ともあれ謎めいた存在だからこそ、なおさら「レイぬいぐるみ」の魅力が深まっていることは間違いないだろう。

思い返せば、旧劇場版こと『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』でも、綾波レイのぬいぐるみが登場するシーンがあった。作中に突如挟み込まれる実写パートで、映画館の座席にレイとアスカのぬいぐるみを抱くオタクが映されていたのだ。作品のシリアスな雰囲気とはかなりギャップがあるものの、「エヴァンゲリオン」にはぬいぐるみの存在が付き物らしい。

この記事を書いている間にも、ツイッター上で海外のイラストレーターが描いた「レイぬいぐるみ」のファンアートが筆者のタイムラインに飛び込んできた。海外における「レイぬいぐるみ」の人気の広がりは、計り知れない。綾波レイの名言「私はたぶん3人目だと思うから」を彷彿とさせるように、謎のミームは今日も人知れず増殖し続けているようだ…。

文=富岳良
写真=まいじつエンタ
■『新世紀エヴァンゲリオン』1巻(漫画:貞本義行、原作:カラー/KADOKAWA/角川書店)

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