アニメ『キングダム』第7話“会話シーン”だらけでツッコミ殺到「緊張感ない戦場だな…」

アニメ『キングダム』第7話“会話シーン”だらけでツッコミ殺到「緊張感ない戦場だな…」

『キングダム』61巻(原泰久/集英社)

5月16日深夜に放送されたアニメ『キングダム』(NHK)の第7話『穴だらけの荒野』では、ついに信と趙軍の将・万極(まんごく)が対決。しかし、会話シーンの比重があまりに大きかったことから、ネット上で賛否の声が続出している。

※アニメ『キングダム』最新話の内容に触れています

多数の国によって組織された「合従軍」を相手に、総力戦を繰り広げている秦国。そこで信の前に、禍々しい怨念を背負った万極が登場する。万極は、自分が「長平の地」で行われた大虐殺の生き残りであることを告白。悲惨なバックボーンのある敵将に、信は同情心を抱いてしまう。

すると、信の援軍として軍師・河了貂(かりょうてん)が登場。「お前は長平の復讐と称して、虐殺目的で戦争をしてる最低な異常者だ!」と、万極が行ってきた非道の数々を涙ながらに非難する。そして河了貂は信に対しても、「そんな奴に同情はいらない! 万極を倒すんだ」と激励してみせた。

河了貂の言葉で闘志に火が点いた信だったが、「こいつに同情の余地がなくはねぇ。人の感情はそんな簡単じゃねぇよ」と持論を展開する。その上で、悲しい戦争に終止符を打つためにこそ始皇帝・嬴政(えいせい)の統一が必要なのだと熱弁。自らを嬴政の〝金剛の剣〟と自称し、迷いを振りきって万極と対峙するのだった。

戦場とは思えない光景にツッコミ殺到

今回のエピソードは、信と万極がお互いの思想をぶつけあうのが大きな見どころ。しかしそのために最初から最後まで会話シーンが中心となっており、爽快感のある戦闘シーンはラスト数分のみ。隣り合った戦場では何十万もの兵士が戦っているにも関わらず、信たちはじっくりと深淵なテーマを語り合うのだった。

命を懸けた戦闘の最中とは思えない雰囲気に、ネット上では《乱戦の中でいつまでしゃべってるんだよ》《みんな話聞いてくれて優しいね》《緊張感ない戦場だな…。休憩中じゃん》《ずっとしゃべってるだけだな》《口喧嘩しにきたのかよ》《さすがにこれはハズレ回だな》などのツッコミが続出している。

ちなみに前回放送された第6話『互いの自負』では、人気キャラクターの騰(とう)将軍が登場。ご自慢の〝ファルファル〟と共に剣技を披露し、話題を呼んでいた。そのため《先週のファルファル回がよかった分、アレやな…》といった反響も。神回の後ということもあり、箸休めのような回となってしまったのだろうか。

とはいえ、たんに敵を倒すだけでなく思想信条がぶつかりあうのも「キングダム」の魅力。今後の展開につながるタメとして、重要なエピソードだったのかもしれない。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『キングダム』61巻(原泰久/集英社)

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