『ONE PIECE』ブルックって本当に必要? 麦わら海賊団の中で“空気”に…

『ONE PIECE』ブルックって本当に必要? 麦わら海賊団の中で“空気”に…

『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

モンキー・D・ルフィと「麦わらの一味」が、ロマンあふれる冒険を繰り広げる漫画『ONE PIECE』。ゾロやサンジ、ナミなど、どの仲間もかけがえのない個性や魅力を持っているのだが、その中でイレギュラーな存在が。8人目の仲間・ブルックが、「いまだに馴染んでいない」と囁かれているのだ。

ブルックが初登場したのは、単行本46巻。次巻から本格的に始まる「スリラーバーク編」でのこと。50年前に全滅したルンバー海賊団の船員だったが、「ヨミヨミの実」の能力によってガイコツの姿となって復活。そして偶然出会ったルフィと共に、ゲッコー・モリアを打倒する戦いに加わるのだった。

しかしブルックの悲劇は、その直後に訪れる。「スリラーバーク編」の後に描かれた「シャボンディ諸島編」にて、麦わらの一味はバーソロミュー・くまの能力によって世界中のバラバラな場所へと移動。そしてご存知の通り、彼らは2年にわたって別行動をとることになる。つまりブルックは仲間になってから早々、団結を深める機会を奪われてしまう。ブルックがいつ加入したのか何となく分かりにくいのは、すべてはこの加入タイミングの悪さにある。

ブルックがいろいろと損をするポジションに

とはいえブルックが仲間になってから、現実ではおよそ14年の月日が経過している。普通なら馴染みきっているはずだが、さまざまな点によって違和感が残っているようだ。

「麦わら海賊団」のメンバーは戦闘において役割分担があり、ブルックの場合は「剣士」というスタイル。しかしすでにゾロという作中屈指の剣豪がいるため、キャラ被りしている。しかも「スリラーバーク編」では、因縁の相手であるワノ国の侍・リューマとの対決に敗れ、代わりにゾロに倒してもらうという情けない展開に。弱いわけではないはずだが、剣士キャラとしては二番手と言わざるを得ない。

また、ブルックの性格といえばスケベキャラだが、こちらも完全にサンジと被っている。ナミやロビンといった女性キャラにサンジがアプローチするのは「ONE PIECE」の定番だが、そこにブルックが加わっても若干インパクトが薄い。

また、ブルックは実年齢90歳の年長者であり、時おり年の功を感じさせるような言動を見せる。しかし最近では、ジンベエという新たな年長者キャラが仲間に。あらゆる面でキャラ被りが生じているため、ブルックの存在感が薄れてしまったのだろう。

もちろん、ブルックの人気が爆発する可能性はゼロではない。「音楽家」という唯一無二の設定を持っているからだ。この方向性なら、人気キャラクターと争う必要がないため、十分勝ち目はある。ぜひとも今後の目覚ましい活躍を期待したいものだ。

ちなみに先日発表されたワンピースキャラクター世界人気投票でブルックは26位。「麦わらの一味」で最下位かと思いきや、フランキ―が28位だった。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

【あわせて読みたい】