アニメ『ONE PIECE』975話オリジナル展開に涙… 最期まで気高い光月トキの生き様

アニメ『ONE PIECE』975話オリジナル展開に涙… 最期まで気高い光月トキの生き様

『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

尾田栄一郎の人気コミックを原作としたアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)の第975話『燃える城!光月の一族の運命!』が、5月23日に放送された。今回はアニメオリジナルの演出によって光月トキの〝最期〟が描き出され、視聴者から感動の声が殺到している。

※アニメ『ONE PIECE』最新話の内容に触れています

夫の光月おでんが処刑された後、彼が遺した手紙を読むトキ。そこには宿敵・カイドウを討ち取る手立てとして、〝20年後の未来〟に願いを託すメッセージが記されていた。そんな中、カイドウたちが光月の城を襲撃し、城内は瞬く間に火の海になってしまう。

燃え盛る火の中で、トキはモモの助たちを「トキトキの実」の能力で未来へ転送。自分は馬に乗って城を抜け出すと、城下町へと向かう。そこで彼女の脳裏によみがえるのは、とある日の思い出だ。かつておでんが「1人で20年後に飛ぶように」と勧めた際に、トキは激怒。それにたじろいだおでんは「お前の旅の目的を考えたら、その方がいいと思ってだな…」と言い訳するのだが、トキは優しい笑みを浮かべながら「(目的が)変わったの、あなたと出会って」と告げていた。

過去から逃げることをやめ、愛するおでんと同じ時代に死ぬことを選んだトキ。城下町にたどり着くと、体中を矢に刺されながらも「月は夜明けを知らぬ君…」と辞世の句を詠む…。

気高く美しいトキの生き様

最終的にトキは、句を詠み終えると同時に敵から銃撃を受けて死亡。その口からは「おでんさん…」という呟きが漏れていた。悲壮でありながらも美しい最期に、視聴者からは《トキさん、本当に凛々しく美しく強い最期でした》《アニワンのトキ様の最期、凄まじすぎて泣いちゃった…》《最期まで強い姿で涙出る。アニメで見るこのシーンは余計悲しくなる》などと悲しみの声が続出している。

なお、トキが最期を迎える一連のシーンはアニメ版の方が原作より丁寧な描写に。おでんとのやり取りや、その想いを表現したセリフなど、細かなエピソードが追加されていた。そのため、すでに結末を知っていた原作ファンも《先週のおでん様に続き今週も泣いたわ。原作で描かれてなかったトキ様の最期を入れたのね…》《トキさまの最期のアニオリ描写強すぎる。原作を補完してる感じで、先週に引き続きさらにしんどくなってしまった》《ほぼアニメオリジナルの描写でトキを掘り下げてくれたの、感謝しかない》と感じ入ったようだ。

アニメ版の「ワノ国編」はとくに力が入っていると言われるが、それも納得のクオリティ。今後は現代にもどり、カイドウとの対決が描かれるが、おそらく劇場版クラスの出来となることだろう。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

◆過去のアニメ「ONE PIECE」レビューはこちら

【あわせて読みたい】