『ONE PIECE』徹底解説! 実はわかりやすい「トラファルガー・ロー」の能力

『ONE PIECE』徹底解説! 実はわかりやすい「トラファルガー・ロー」の能力

『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

漫画『ONE PIECE』の世界には、さまざまな効果を生み出す「悪魔の実」が存在する。その中でも〝死の外科医〟トラファルガー・ローの持つ「オペオペの実」は、読者の間で《どんな能力なのか意味不明》と囁かれてきた。しかし実はローの能力は、決して難解ではない。本稿では、3つのポイントから謎めいた能力を解き明かしていこう。

あまりに奥が深い「オペオペの実」の正体

<疑問点1>そもそも「ルーム」って何?
ローの能力を語る上で外せないのが、「ROOM(ルーム)」という概念だ。ここで理解を放棄する人も少なくないが、これを無視して「オペオペの実」を理解することは難しい。端的に言うと、「ルーム」はさまざまな力を発動するための前提となる技だ。

「オペオペの実」を食べた者は「改造自在人間」になると言われるが、実態としては能力者が〝外科医〟になるというイメージに近い。外科医は手術を行うために、手術室を必要とする。そして「ルーム」という技は、まさにこの手術室に相当する円のような空間を生み出すのだ。

単行本67巻の第661話『追剥の出る湖』にて、スモーカーはローと1対1で対決。そこで部下たちに向かって、「円内にいる間は手術台にのせられた患者だと思え!」「奴はこの空間を完全に支配執刀する」という説明していた。実際にスモーカーが言った通り、ローは「ルーム」の中で自由自在に手術を行うことができる。

<疑問点2>なぜワープ能力を持っているのか
それでもまだ疑問は尽きない。ローは「シャンブルズ」というワープ能力を使いこなすのだが、これは一見手術とは関係ないように見えるからだ。

しかし「シャンブルズ」は正確にはワープではなく、「物質の位置を入れ替える」能力。これは医者で言うところの「移植手術」にルーツがあるのではないか…と考察できる。重病患者が治療の過程で臓器などを移植するように、「ルーム」という手術台の上でなら、物同士の位置関係を替えられるという理屈になっているのだろう。