ジャンプ作品は“クソゲー”の宝庫!? 原作ファンが頭を抱えた「迷作ゲーム」3選

“バグ”にまみれてしまった不遇の作品

<その3>『仙界大戦 ~TVアニメーション仙界伝封神演義より~』
『仙界大戦 ~TVアニメーション仙界伝封神演義より~』は、2000年に発売されたPlayStation向けのゲームソフト。藤崎竜の代表作『封神演義』ではなく、それをアニメ化した『仙界伝 封神演義』が原作となっている。5人の主人公による「封神演義」のパラレルストーリーが描かれるとあって、発売前には多くの期待が寄せられていた。

ところがいざ発売されたゲームソフトは、フリーズが頻発するという仕様。またシナリオは一本道で、攻略できるダンジョンも2つだけ。ジャンルとしては「RPG」と銘打っているにも関わらず、自由度はかなり低く設計されており、冒険やダンジョン探索を一切楽しめない。その上、原作の最も大きな魅力である壮大な世界観が表現されておらず、ギャグ寄りの軽いストーリーになっていた点もファンの逆鱗に触れてしまったようだ。

バグにゲームとしての欠陥、原作改変など、これでもかとマイナス点が積み重なった〝逆役満〟作品。プレイすることすら苦労したユーザーが多いようで、《シナリオも戦闘も演出も何もかもがつまらない全方向タイプのクソゲー》《ボイスが多いのは素晴らしいですがよくフリーズします…》《妲己戦でフリーズして電源切ったら初めからになった》などと、さまざまな不満の声があがっていた。

いずれもファンをがっかりさせた迷作だが、いま振り返ると資料としては貴重な価値がある。問題は、不評だったゲームは手元に残りにくいという点だろう。中にはプレミアがつくソフトもあるので、面白くなかったからと手放さず、大事にとっておくのがいいのかもしれない。

文=野木

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Benzoix / PIXTA

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