冷遇されるキン肉マン…『ジャンプ』オールスターゲームに駄作が多いのはナゼ?

冷遇されるキン肉マン…『ジャンプ』オールスターゲームに駄作が多いのはナゼ?

冷遇されるキン肉マン…『ジャンプ』オールスターゲームに駄作が多いのはナゼ? (C)PIXTA

1968年に創刊され、現在は漫画雑誌として爆発的な人気を維持している『週刊少年ジャンプ』。しかし人気の高さとは裏腹に、「ジャンプ」を題材としたゲームはイマイチな結果に終わることが多い。本稿では、これまで発売されてきたオールスター系のゲームを振り返ってみよう。

この話題でまず取り上げるべきは、2005年にニンテンドーDS用ソフトとして販売された『ジャンプスーパースターズ』だろう。同作は「ジャンプ」の人気作品に登場するキャラクターたちが集結するという、ファンからすれば夢のようなコンセプトの作品だ。そもそも「ジャンプ」オールスター系のゲームは、1991年の『ファミコンジャンプII 最強の7人』以来発売されていなかった。実に14年ぶりとなるオールスターの集合に、期待値はこれでもかと高まっていたのだ。

パッケージにも「ジャンプスター夢の大バトル!!!」というキャッチコピーが記されており、製作陣が作品のウリを理解していたことは間違いない。実際に『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』、『NARUTO』など、150以上のキャラクターが集まる豪華作品だった。

ところがそこにはなぜか、往年の大人気作品である『聖闘士星矢』や『キン肉マン』は参戦していない。しかもクリリンやニコ・ロビンなど、流行の作品からはサブキャラが数多く登場していた。「ジャンプ」と銘打ちながらも偏りのあるラインナップに、失望するファンが多かったのも当然だろう。

なぜか“100点満点”のゲームは生まれない

イマイチな結果を残した『ジャンプスーパースターズ』の後、第二の矢として放たれたのが、2006年にニンテンドーDSから発売された『ジャンプアルティメットスターズ』だ。同じハードにて、1年という短いスパンでリリースされたことを考えると、制作陣によるリベンジ精神を感じられる。しかもこちらの作品では前作に登場しなかった『キン肉マン』のキャラクターも登場し、さらにオールスター感がアップしていた。

ところが、同作では『ジャンプスーパースターズ』で好評だった要素が削られているという改悪が。とくに痛かったのが、「スーパータッグ技」の廃止だ。前作ではオールスター感を活かした合体技が存在し、孫悟空とナルトのタッグで「超!螺旋元気玉」、空条承太郎とルフィのタッグで「ゴムゴムのオラオラ」など、さまざまなスターによる夢の共演を楽しめた。しかし『ジャンプアルティメットスターズ』ではスーパータッグ技が廃止され、ゲームとしてイマイチな出来となっている。

それから時を経て2019年、プレイステーション4やニンテンドースイッチなどのハードで最新作『JUMP FORCE』が発売されることに。そこでは映像や音響などの臨場感がアップしているが、またしても『キン肉マン』が登場せず、同じ轍を踏む形となった。

すべての「ジャンプ」ファンが熱狂して楽しめる、集大成的な作品が発売される日はやってくるのだろうか。一ファンとして、首を長くして待ちたいところだ。

文=「まいじつエンタ」編集部

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Kostiantyn Postumitenko / PIXTA

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