『Dr.STONE』200話クロムに自らを重ねる読者「ただの石ころが…」ともらい泣き

『Dr.STONE』200話クロムに自らを重ねる読者「ただの石ころが…」ともらい泣き

『Dr.STONE』21巻(作画:Boichi、原作:稲垣理一郎/集英社)

SFサバイバル冒険譚『Dr.STONE』の第200話『FUTURE ENGINE』が、6月14日発売の『週刊少年ジャンプ』28号に掲載された。ロケット製作への大きな一歩を踏み出したストーリーに、多くの読者が心を揺さぶられたようだ。

※『Dr.STONE』最新話の内容に触れています

今回、千空たちは新たな燃料として生ゴミから発生するガスを利用した「液体燃料」を製造することに。一方、ゼノは耐熱性や耐蝕性などに優れた超合金「インコネル」を製造し、ロケットエンジンの試作に取り掛かる。

数カ月かけて計画は進み、ついにロケットエンジンはプロトタイプが完成。月へと向かう大きな一歩を踏み出した。これを期に千空たちは、ロケットエンジンを進化させるため超合金の街に「残るチーム」、復活液増産のためコーンの街に「戻るチーム」、宇宙船用の新素材を集めるために新たな街へ「進むチーム」の3つに分かれることに。

「進むチーム」は、エンジンのプロトタイプを使用した「ニューペルセウス号」に乗船して出航。そこには、ただの石ころが船となり、エンジンとなり、果ては月まで向かえるほどの存在となったことに感動するクロムの姿があった。

“人類の叡智”を描く科学ロマン

知っての通り、「Dr.STONE」の物語は原始時代のような生活から幕を開けた。それから約4年の連載を経て、ついにロケットエンジンを造れるまでにいたったのだ。今回、クロムは「ただの石ころから──」と言葉につまりながら涙していたが、その想いは読者にとっても大いに共感できるものだった。

クロムと同様の想いを抱く読者からは、《クロムと一緒になって泣いてる。数千年の眠り、数年の活動、数年の眠り、そして数カ月でロケットのエンジンを作っちゃった…石ころしかない地球で…アツいぜ…》《ただの石ころが、天才科学者2人にかかれば元の面影もない文明の利器に。クロムでなくても、人類の叡智に衝撃を受けて涙が出ますよ》《石ころから月にも届く超合金になる。まさしくDr.STONE》といった反響が続出している。

クロムは幼い頃から鉱石集めに精を出し、大量の鉱石をコレクションしていた人物。千空が現れるまでは理解者がおらず、他の村人からは変わり者扱いされていたが、それでも鉱石への情熱を捨てることはなかった。そんなクロムを見てきたファンからすれば、彼の涙は深く胸を打つものだったのだろう。

なお、今回完成したロケットエンジンのプロトタイプはあくまでレベル1とされている。目標となるレベル99のエンジンは一体どれほどのものなのだろうか…。完成が待ち遠しい。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『Dr.STONE』21巻(作画:Boichi、原作:稲垣理一郎/集英社)

◆過去の「Dr.STONE」レビューはこちら

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