『ONE PIECE』ウソップの嘘はすべて伏線!? 次に実現する“フラグ”は…

『ONE PIECE』ウソップの嘘はすべて伏線!? 次に実現する“フラグ”は…

『ONE PIECE』99巻(尾田栄一郎/集英社)

『ONE PIECE』のウソップといえば、その名前のとおり嘘つきで有名。彼の話には大げさな表現や不思議な生き物がたびたび登場し、読者を笑わせてきた。しかしそんな眉唾物のトークには、実は真実が含まれているかもしれない。それどころか、ネットの一部では《ウソップの嘘はすべて伏線だ》と疑う声が広まっているようだ。

この説がささやかれるようになったのは、ウソップが初登場した第23話『キャプテン・ウソップ登場』以降のエピソードがきっかけ。彼はシロップ村で毎日「海賊が攻めてきた」という嘘を吐いていたのだが、キャプテン・クロ率いる「クロネコ海賊団」が村に侵攻してきたことで嘘が本当になってしまう。もちろんこの展開はイソップ童話の「オオカミ少年」をなぞったものだが、その後もウソップの嘘は次々と実現していく。

第24話『偽れぬもの』で、ウソップは幼馴染のカヤに対して「大陸と見間違うほどの巨大な金魚のフン」の話をする。まさに口から出まかせといった内容だが、それからしばらく時間が立ち、第129話『まっすぐ!!!』で嘘が真実に。〝島食い〟の異名を持つ怪物金魚が登場し、ルフィたちを船ごと食べようとするのだ。怪物金魚はフンが巨大で、巨人族のドリーが大陸と間違えて上陸しようとしたほどだったらしい。

また、第24話でウソップはカヤに「小人の国」という嘘を話していたが、これは「トンタッタ族」の存在を示唆するものだと考えられる。その他にもキャプテン・クロに言った「伝説のモグラ」の嘘は、短期集中表紙連載『ゲダツのうっかり青海暮らし』に登場する〝伝説の土番長〟のモグラに近い。また第713話『ウソランド』では「覇気」を使えると嘘をついたが、実際にウソップは第758話『構わず進め』にて「見聞色の覇気」の習得にいたっている。

今後回収される伏線もあるかも?

こうして振り返ってみると、ウソップがもはや嘘つきではなく預言者に見えてくる。まだ回収されていない嘘も多いが、それはどこかで回収されるフラグと考えるべきだろう。とくにファンの間で実現濃厚と言われているのは、彼が作中で何度も発言している「キャプテン・ウソップ」「8000人の部下がいる」という嘘だ。

「ドレスローザ編」以降、「麦わらの一味」の傘下には約5600人からなる「麦わら大船団」が結成されている。今のところこの船団はルフィには認められておらず、海賊たちが勝手に傘下入りを宣言しただけだ。しかし今後のストーリー次第では傘下が8000人を超え、それを人心掌握に長けたウソップがキャプテンとして束ねる展開は十分ありえる。実際、ウソップはドレスローザの活躍で「ゴッド・ウソップ」と呼ばれるほど称えられており、大所帯を導くスター性はすでにあると言っていいだろう。

他にも、ウソップの嘘には「巨大コンドル」や「八百屋星人」「大怪獣パイユ」といった謎めいた生き物が多数登場する。これらはまだ作中に登場していないものの、他の嘘が実現していることを思えば、今後の冒険で姿を見せてくれる可能性はかなり高い。一体どんな生き物なのか、想像をふくらませながらフラグ回収を期待しておこうではないか。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』99巻(尾田栄一郎/集英社)

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