『ONE PIECE』ロビンは足手まとい? 戦力インフレに取り残された結果…

『ONE PIECE』ロビンは足手まとい? 戦力インフレに取り残された結果…

『ONE PIECE』99巻(尾田栄一郎/集英社)

四皇との激突により、ますますハイレベルな戦いが繰り広げられている『ONE PIECE』の世界。ルフィを始めとした「麦わらの一味」もまた、事あるごとにパワーアップを果たしている。しかし、そんな戦力インフレの最中、ニコ・ロビンだけは「成長が見られない」と心配されているようだ。

まずは最近の「麦わらの一味」のパワーアップイベントを振り返ってみよう。6月14日発売の『週刊少年ジャンプ』に掲載された第1016話では、ナミが大幅に強化されることに。ビッグ・マムのもとを逃げ出した雲のホーミーズ・ゼウスが正式に味方となり、天候棒(クリマ・タクト)に宿ったのだ。その結果、今のナミはビッグ・マムと同レベルの攻撃を撃てるほど強くなった。

ナミはウソップとチョッパーを含む弱小トリオの一員だったが、同エピソードで一躍その汚名を返上したことは間違いない。しかしウソップとチョッパーもまた、戦力的にはインフレしつつある。ウソップはドレスローザ編において、仲間を守るために「見聞色の覇気」に覚醒。ルフィ、ゾロ、サンジに続く4人目の覇気使いとなっている。

また、チョッパーはこれまで巨大化状態を3分しか維持できなかった。ところが第1014話で、タイムリミットが30分へと大幅に延長されたことが判明。両者ともにかなりの戦力アップを果たしており、今後もさらに同じ方向性で進化していくことが予想されるだろう。

今のロビンは弱小トリオ以下!?

もちろん、弱小トリオだけでなく「麦わらの一味」主力メンバーも次々と強化されている。しかしロビンに関しては、一向にパワーアップする気配がない。

ロビンの能力は、身体の一部を自由に複製できる「ハナハナの実」。かつては100本までの複製がメインだったが、〝2年後〟からは1000本の腕を咲かせられるように。また自分の身体をまるごとコピーし、身代わりに使うという技も編み出した。とはいえ、こうした強化は元の能力の延長線上にあるもので、「関節技が効かない相手には弱い」などの弱点は変わっていない。

さらに言えば、今後の伸びしろが少なく見えてしまうのもつらいところ。ドフラミンゴが明かしたように、「悪魔の実」には覚醒という段階がある。能力を自分だけに適用するのではなく、周囲にまでその力を及ぼすというのが覚醒の仕組みだ。だが、もし「ハナハナの実」が覚醒しても、ベースとなるものが自分の肉体である以上、大した変化は望めないだろう。

ロビンは現在、「飛び六胞」のブラックマリアと対峙している最中。新たなポテンシャルを見せつけるには、絶好の舞台が整っている。逆にいえば、このチャンスを逃せば「麦わらの一味」の足手まとい枠になってしまう可能性が高い…。読者の度肝を抜くような展開を期待したいところだ。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』99巻(尾田栄一郎/集英社)

【あわせて読みたい】