『ドラクエ』テーマ曲が東京五輪で流れる!? ゲーマーからブーイング殺到した理由

『ドラクエ』テーマ曲が東京五輪で流れる!? ゲーマーからブーイング殺到した理由

『ドラクエ』テーマ曲が東京五輪で流れる!? ゲーマーからブーイング殺到した理由 (C)PIXTA

いよいよ東京オリンピック・パラリンピックの開催が間近に迫り、「新国立競技場」では開会式のリハーサルが行われている模様。公には明らかになっていないが、この開会式において『ドラゴンクエスト』の有名なテーマ曲『序曲』が採用されるという説が広まっているようだ。

そもそもウワサが広まったのは、「新国立競技場」の周辺で実際に「序曲」が流れているのを聞いた人が続出したため。SNSなどでは《ドラクエのテーマが流れている》との報告が相次いでいる。

しかし世界に発信される「東京オリンピック」の開会式で、「ドラクエ」シリーズの楽曲を採用することに共感性羞恥を覚える人は多いようだ。情報が拡散されると、世間の人々からは《開会式で流れているところを想像するだけで変な汗が出てきた》《こういうの本当にやめてほしい》《せめてFFの楽曲にしてくれ》《ドラクエはほとんど世界に知られてないだろ》《ポケモンとかゼルダじゃダメなのか?》といった意見が続出してしまった。

というのも「ドラクエ」シリーズは日本では国民的な人気を誇るが、海外ではあまり人気がないことで知られている。たとえばUSAチャートにおけるPS4版『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』の初週売上は約4万本だったのに対して、PS4版『ファイナルファンタジー15』は約64万本というデータが。同じスクウェア・エニックスのRPGでも、海外では「FF」シリーズの方が受け入れられている印象だ。

また少し前に『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』で「ドラクエ」シリーズの勇者がプレイアブルキャラクターとして追加されたのだが、この時も日本に比べて海外のユーザーはあまり盛り上がっていなかった。つまり日本と海外では、「ドラクエ」シリーズの人気に関する認識にかなりのギャップがあるのだ。

「ドラクエ」シリーズが海外で通用しない理由

ちなみに「ドラクエ」シリーズの海外人気がいまいちな理由については、「いつまでも化石のような戦闘システムだから」という点がよく挙げられている。たしかに最新のナンバリングタイトル『ドラゴンクエストXI』でも、古き良きターン制コマンドバトルが採用されており、ゲームとしての新しさは感じられない。ファンからすると、これはこれで良いのかもしれないが、革新的な戦闘システムや自由度が求められる海外では、「時代に逆行したゲーム」と思われてしまうのだろう。

ただファンの中には「海外需要とか関係なく、ドラクエはこのままでいい」という声をあげる人も多く、こちらの意見ももっともなのだが、五輪で全世界に発信するとなると話は別。ぜひ開会式の本番は、世界に通用するコンテンツで勝負してもらいたい。

文=大上賢一

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