世界一“不正”がはびこるゲーム『Apex』に「反チーター運動」の兆し

世界一“不正”がはびこるゲーム『Apex』に「反チーター運動」の兆し

世界一“不正”がはびこるゲーム『Apex』に「反チーター運動」の兆し (C)PIXTA

不正ツールを使用する悪質プレイヤー〝チーター〟が問題視されている、大人気バトルロイヤルゲーム『Apex Legends』。うんざりしたプレイヤーが次々とゲームを引退する中、海外の著名ストリーマーが呼びかけた「チーター撲滅運動」が大きな盛り上がりを見せているようだ。

現在はびこっている不正ツールは、銃弾が敵をホーミングしたり、キャラクターが高速で動いたり、壁越しに敵の位置が分かったりとさまざま。また意図的にサーバーをダウンさせる操作を行い、動かなくなった他プレイヤーを一方的に倒す「DDoS攻撃」も横行していた。

基本的にPC版の対人ゲームであれば、少なからず不正プレイヤーはいるものだが、『Apex Legends』の現状は他のゲームと比べてもかなり深刻。とくにプレイヤーのポイントに応じてランク付けされる「ランクマッチ」の上位層では、ほとんどのマッチにチーターが出現するため「ゲーム性が崩壊している」とまで言われている。

当然運営側も対策に動いているようだが、一向に改善される様子が見られず、真っ当にプレイしているユーザーからは不満の声が。また開発者は、不正プレイヤーの対策として「ランクマッチ有料化」の可能性を示唆しており、《益々プレイヤー人口が減るのではないか》などと物議を醸していた。

“サ終”へのカウントダウンは始まっている!?

さらにチーターがほとんどいなかったPS4版でも、このところ《チーターが出没した》との報告が増えており、状況はさらに深刻化。「#APEX終わりの始まり」というハッシュタグがトレンド入りしてしまうなど、地獄の様相を呈している。

このような背景を受けて、海外の著名ストリーマー・sweetdreams氏がチーター撲滅に向けた提言を発表。それと共に「#SaveApexRanked」というハッシュタグが世界中でトレンド入りするほどの盛り上がりを見せた。日本でも《早くまともなランクマッチが出来るようになりたい!》《自分もまだApexやっていたいから運営さん頑張って》《ゼロにするのは無理かもしれないけど、少しでもマシにしてくれ》《ゲーム自体は面白いんだから、チーターなんかに負けるな》といった声が相次ぎ、有名配信者やプロゲーマーからも応援の声が寄せられているようだ。

ただ《緩やかにサービス終了に向かっている》とまで言われている現状で、今さら状況を改善しても遅いかもしれないという懸念も。実際に不正プレイヤーのせいでゲームが過疎化するのはあり得ることで、以前流行った『PUBG』もチーター問題が原因で廃れてしまったと言われている。

不幸中の幸いか現在は激しく競合するゲームがなく、人気FPSという点で共通している『VALORANT』もゲーム性が違うため、首の皮一枚で延命できている状態。しかし上位互換になり得る新作バトロワが出てきてしまえば、『Apex』のブームはあっという間に廃れてしまうだろう。それまでにチーター撲滅の動きが身を結ぶことを祈りたい。

文=大上賢一

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Koldunova / PIXTA

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