飛影が“炎殺黒龍波”を…! ジャンプ史上最もかっこいい「瞬殺シーン」3選

飛影が“炎殺黒龍波”を…! ジャンプ史上最もかっこいい「瞬殺シーン」3選

飛影が“炎殺黒龍波”を…! ジャンプ史上最もかっこいい「瞬殺シーン」3選 (C)PIXTA

バトル漫画にはいくつものお決まりが存在するが、その中でも少年心をくすぐられるのが敵を瞬殺するシーン。圧倒的な実力差によって、強敵と思われていた相手を一瞬にして葬り去る様はなんともクールだ。今回は数々の傑作バトル漫画を生み出してきた『週刊少年ジャンプ』から、少年漫画史に残る「瞬殺シーン」を振り返ってみよう。

冨樫義博が得意とする“瞬殺”シーン

<その1>『幽☆遊☆白書』飛影vs是流
味方が敵を瞬殺するという演出は古くから存在したようで、1990年~1994年に連載された冨樫義博の『幽☆遊☆白書』にも印象的なシーンがあった。クールでぶっきらぼうな妖怪・飛影による名バトルだ。

「暗黒武術会」の1回戦において、浦飯幽助たちのチームは「六遊怪チーム」と激突。中堅を務める飛影は、強大な妖気と炎を扱う是流(ゼル)と戦うことになる。是流はかなりの実力者らしく、バトルが始まるとすぐさまエンジン全開に。一瞬で間合いを詰め、手刀を食らわせた挙句、炎を放って飛影を倒したかに見えたのだ。

しかし飛影は何事もなかったかのように立ち上がり、魔界の炎を召喚。邪王炎殺拳の最強奥義である「炎殺黒龍波」を放ってみせる。正面から技を食らってしまった是流は消滅し、その場には黒い影が残るのみ。誰もがあっけにとられる結果となった。

この場面は初めて「炎殺黒龍波」が披露されたシーンであり、飛影の圧倒的な強さに多くの読者が衝撃を受けただろう。とはいえ是流は、飛影にとって右腕を犠牲にしなければ危ういほどの相手。素人目には余裕そうに見えるが、達人にしかわからないギリギリの勝負だったのかもしれない。

<その2>『HUNTER×HUNTER』キルアvsラモット
同じく冨樫の『HUNTER×HUNTER』において、キルアがスタイリッシュな瞬殺を披露している。それは第219話『覚醒』、ラモットというキメラアント兵と対峙した際の出来事だった。

キルアは「絶」状態のゴンを守るために、ラモットを引き離してタイマン勝負を挑む。しかしラモットの実力は未知数であり、かなりの猛者であることが明らか。キルアの身体は思うように動かず、好き放題になぶられてしまう。ところが絶体絶命の瞬間、キルアは兄・イルミが自分の頭に埋め込んでいた「針」を取り出すことに成功。洗脳から解き放たれたキルアは別人のような強さとなり、逆にラモットを圧倒する。

そこでキルアが「俺たちに近づいたら命ねーぞ」と警告すると、ラモットは激昂。「ふざけ…」と言いかけるが、次の瞬間には首を刈り取られていた。この戦いを見てキルアの魅力に取りつかれてしまった読者は多いのではないだろうか。