『ウマ娘』がムードを変えた!? サービス終了ラッシュで“ソシャゲ”がオワコンに…

『ウマ娘』がムードを変えた!? サービス終了ラッシュで“ソシャゲ”がオワコンに…

『ウマ娘』がムードを変えた!? サービス終了ラッシュで“ソシャゲ”がオワコンに… (C)PIXTA

ここ最近になって、スマートフォン向けゲームアプリのサービス終了ラッシュが続いている。いわゆる〝ソシャゲ〟と言われているコンテンツ自体が、斜陽になってしまったのだろうか…。

まず話題になっているのは、『サクラ革命 ~華咲く乙女たち~』のサービス終了。同ゲームは『Fate/Grand Order』でお馴染みの『ディライトワークス』が手掛けた渾身のアプリゲームで、開発費は30億円にのぼると言われている。しかし昨年12月にリリースされたばかりにも関わらず、7月20日にサービスが終了するとのこと。リリース当初から散々ユーザーから「クソゲー」などと批判の声があがっていたため、納得の結末と言えるだろう。

『サクラ革命』以外にも多くのアプリゲームが終焉の時を迎えており、まず今年4月ごろには『禍つヴァールハイト』や『ガールフレンド(♪)』、『ヴァルキリーアナトミア』といった有名タイトルがサービス終了。そして6月には『けものフレンズぱびりおん』や『スターオーシャン:アナムネシス』、7月に入ると『ドラゴンクエストライバルズ』も終了を迎え、そこそこ大きな話題になっていた。

大手ゲーム制作会社の作品でも容赦なく消えていく状況だが、ネット上では《どれも既存タイトルの焼き増しみたいなゲームばっかりだから当然》《もうソシャゲ業界全体が末期なのかな》《3年後くらいには今あるほとんどのソシャゲが終わってそう》といった声が。従来のようなゲーム性のソシャゲでは、生き残ることが困難な時代がやってきたのかもしれない。

業界を牽引する『ウマ娘』も先行き不安?

近頃の風潮を見てみると、以前よりもソシャゲユーザーがクオリティーを求めるようになった印象。もちろん以前からクオリティーが高い作品は歓迎されていたが、たとえゲームとしてお粗末でも、キャラクターなどに魅力があれば我慢して遊んでいるユーザーが多かった。「ソシャゲとはそういうものだ」という諦めもあったように思われる。

しかし、今年2月にリリースされた『ウマ娘 プリティーダービー』によって、流れが変わった…という見方も。ソシャゲファンの一部では《ウマ娘が低品質ソシャゲを駆逐した》などと言われており、ユーザーがクオリティーに対する我慢を捨てるきっかけとなったようだ。

とはいえ、『ウマ娘』は圧倒的なグラフィックや作り込まれたゲームシステム、熱いシナリオなどが絶賛されていたが、サービス開始から半年が経った現在ではボロが出始めている。いまだにゲームのメインは同じ仕様の「育成モード」で、ユーザーは変わり映えのしない作業をひたすら繰り返している状態。さらに「育成モード」は周回プレイが楽しいゲーム性とはお世辞にも言えず、むしろやればやるほどストレスが溜まっていく。

また、ゲームのプレイ内容に変化を与えるイベントも毎回同じようなものばかりで、新しいウマ娘の実装もだいぶペースが遅い。定評のあったシナリオも、最近開催されたイベント「幻想世界ウマネスト」のストーリーが散々で、多くのユーザーの信頼を失ってしまった。

ソシャゲの新しいスタンダードを打ち立てた『ウマ娘』が、自ら「所詮ソシャゲってこんなもの」という現実を突き付けている状況。今後の展開次第では、本当にソシャゲ業界全体が衰退してしまうかもしれない。

文=大上賢一

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Valua Vitaly / PIXTA

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