2021年上半期の『ジャンプ』打ち切りレースを振り返る! 大御所漫画家もまさかの爆死…

2021年上半期の『ジャンプ』打ち切りレースを振り返る! 大御所作家もまさかの爆死…

2021年上半期の『ジャンプ』打ち切りレースを振り返る! 大御所作家もまさかの爆死… (C)PIXTA

『週刊少年ジャンプ』といえば、アンケートによって読者人気が掲載順に表れるというのが定説。作家たちはつねに、人気が出なければ即打ち切りという過酷な打ち切りレースに挑んでいる。今回は2021年の上半期を振り返り、どんな作品が競争に敗れていったかご紹介しよう。

人気が伸びなかった打ち切り作品の数々

『AGRAVITY BOYS』(~2021年5・6合併号)
今年の「ジャンプ」で年始早々、打ち切りとなったのは中村充志の『AGRAVITY BOYS』。地球滅亡によって最後の人類となった4人が、未知なる宇宙でタイムマシンを探しつつ、気ままな日常を過ごすギャグ漫画だ。序盤は好評だったものの、ギャグがマンネリ気味になったせいか回を重ねるごとに人気が低下。約1年で連載終了を迎えた。

同作が打ち切りとなったのは、1月4日に発売された「ジャンプ」5・6合併号。奇しくも尾田栄一郎の『ONE PIECE』が1000話を達成した、記念すべき号だ。巻末コメントには当然1000話を祝う言葉が並んだが、同作の作者だけが完結の挨拶を行うという決まりの悪い幕引きとなった。

『森林王者モリキング』(~2021年7号)、『ぼくらの血盟』(~2021年8号)
「AGRAVITY BOYS」が完結した翌週には、長谷川智広によるギャグ漫画『森林王者モリキング』が連載終了。翌々週には、かかずかずの吸血鬼譚『ぼくらの血盟』が打ち切りとなった。どちらも長い間、掲載順位の低迷が続いていたため、この結末を予期していた人は多かったようだ。

とくに「ぼくらの血盟」は、人間と吸血鬼の共存を目指す義兄弟の物語なのだが、第2話で早くも日常回が描かれて大不評。構成の拙さだけでなく、読者の共感を得られない展開が多かったことから、ネット上では《一般の読者が人間であるってことを失念した作品なんだなコレは》《作者さんは吸血鬼なのかもしれないってレベルで視点が吸血鬼寄りだから、普通の人間である自分に共感できるはずもない》《倫理観おかしいしなんか中学生が描いてるのかな?ってくらいお粗末な内容》などと厳しい評価が相次いでいた。