『鉄腕アトム』の“原子力”設定を抹消!? 最悪すぎる原作改変に「名前も変えなきゃ…」

『鉄腕アトム』の“原子力”設定を抹消!? 最悪すぎる原作改変に「名前も変えなきゃ…」

『鉄腕アトム』の“原子力”設定を抹消!? 最悪すぎる原作改変に「名前も変えなきゃ…」 (C)PIXTA

7月15日~7月28日にかけて東京スカイツリータウンで開催されている『Society 5.0科学博』において、『鉄腕アトム』の設定が「改変されている」と話題に。それもアトムの根幹を変えてしまうような原作改変で、ネット上ではツッコミの声が多数上がっている。

あまりにも有名な設定だが、『鉄腕アトム』に登場する少年型ロボット・アトムの動力源は、核のエネルギーによる原子力エンジン。ちなみにアニメ第1作目では核分裂によって動いていたが、アニメ第2作目では核融合エネルギーに進化していた。

しかし、今回話題になった「Society 5.0科学博」の展示物では、アトムの動力源が「アンモニア燃料電池」という設定に。たしかにアンモニア燃料電池は、近年クリーンなエネルギーとして注目を集めているが、果たしてこの動力源で10万馬力を出すことはできるのだろうか。

この原作改変はネット上で瞬く間に拡散され、世間の人々からは《アトムくん弱くなりすぎでは?》《燃料電池駆動になったらアイデンティティを失っちゃうじゃん…》《原子核反応と化学反応じゃエネルギーが違いすぎる》《10万馬力どころか、空を飛ぶことも困難じゃね?》《動力源を変えるなら名前も変えなきゃ…》といった声が。なお「アトム」という名前は、「原子」を意味する「Atom(アトム)」が由来とされている。

ウランちゃんが消されてしまう?

さらに「鉄腕アトム」には、アトムの妹ロボットとして「ウラン」というキャラクターも登場するのだが、彼女ももろに核エネルギー関係の名前。そのため、《ウランちゃんは存在ごと消されちゃうのかな?》《ウランちゃんお前…消えるのか?》《アトムがアンモニア燃料電池で動くなら、ウランちゃんも改名しないと…》などと指摘されている。

ただ「Society 5.0科学博」は、内閣府と海洋研究開発機構(JAMSTEC)が共同で主催する科学博であるため、クリーンなエネルギーで動くアトムを発信する必要があったのだろう。過去には『ドラえもん』が「原子ろ」を動力源としている設定も、東日本大震災の被害状況に配慮して消されたことがあり、時流によって夢のロボットのエネルギー源が変わるのは珍しいことではない。

とはいえ「アトム」という名前でアンモニア燃料電池を動力源としているのは、さすがに違和感がぬぐえない。いっそのことアトムやウランといったキャラクターの名前も、改変してしまってはいかがだろうか。

文=大上賢一

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ersler / PIXTA

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