『ドラクエ』作曲者・すぎやまこういちも大炎上! 五輪炎上リレーに苦言「明白なダブスタ」

『ドラクエ』作曲者・すぎやまこういちも大炎上! 五輪炎上リレーに苦言「明白なダブスタ」

『ドラクエ』作曲者・すぎやまこういちも大炎上! 五輪炎上リレーに苦言「明白なダブスタ」 (C)PIXTA

日本人お得意の粗探しが相次ぎ、醜い足の引っ張り合いが繰り広げられている『東京2020オリンピック・パラリンピック』。7月23日に行われた開会式をきっかけとして、現在は人気ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの作曲者・すぎやまこういちがターゲットになってしまったようだ。

開会式では『ファイナルファンタジー』や『モンスターハンター』など、さまざまな人気ゲームの音楽を入場行進曲として採用。その中に、『ドラゴンクエスト』の「序章:ロトのテーマ」が含まれていた。ドラクエファンたちはこの快挙に沸き立っていたが、その一方で作曲を行ったすぎやまの過去が取り沙汰されることに。

すぎやまは、2015年6月に公開された『チャンネル桜』の番組で、自民党の杉田水脈衆議院議員(当時は議員落選中)と共演。そこで杉田は「生産性がない同性愛の人たち」という表現を行い、同性愛者に対して税金による支援を行う必要はないと語っていた。そして、このLGBTへの差別発言に対して、すぎやまは同調。その後、杉田の意見について「我々男性が言いにくいことを言ってくださるんで助かりますわ」「正論ですよ」とも述べている。

その他にも、すぎやまは過去に「南京事件」や「慰安婦問題」をめぐって独自の見解を示しており、一部では過激な保守論客として有名だった。そんな過去が掘り起こされたことで、ネット上では《すぎやまこういちのようなLGBT差別発言する人が開会式やるんだもんなぁ。人選が本当に酷かった》《うわ… やっぱり、LGBT差別のすぎやまこういち氏のドラクエが行進曲… ほぼ全ての差別を体現した五輪だ…》《ドラクエは好きだけど、すぎやまこういちは最低最悪な人なんですね。残念です》《すぎやまこういちが差別主義者なのは百歩譲って別に良いとしても、作曲者が差別主義者だってわかっててオリンピックの開会式に曲を使うのは明らかにダメでしょ》と批判の声が殺到している。

想像力の欠如した「東京五輪」組織委員会

これまで、五輪開会式に音楽担当として関わっていた『Cornelius』の小山田圭吾が過去に障がい者虐待を行っていたことで炎上。演出担当の元『ラーメンズ』小林賢太郎氏は23年前のコントの一幕で「ホロコースト」を扱ったことが発掘され、即日解任に追い込まれていた。

小林氏の件に関しては、海外で「いきすぎたキャンセルカルチャー」だと解任を批判する声があがっているが、相変わらず日本のネット上では《小山田と小林が許されなくて、すぎやまこういちが許される理由を教えてほしい。マジで》《今までの解任辞任の意味がわからなくなるな》《小山田はガチの加害なので論外として、小林賢太郎が解任されてんのに、すぎやまこういちの曲はそのまま流しますってのは、誰が何と言おうと明白なダブルスタンダード》などと不満が噴出。解任の線引きがあやふやな組織委員会の対応が批判されているようだ。

もちろん、小山田と小林は企画担当者として開会式に携わっていたが、すぎやまはあくまで楽曲を用いられただけに過ぎない。そこまで問題視すべきではない、という見方もある。

とはいえ今回の大会では、過去最多となる160人の選手がLGBTQを公表している。そのような舞台ですぎやまの楽曲を使用するという〝スキ〟を見せれば、そこを突いてくる正義マンがいても当然だろう。中山泰秀防衛副大臣のようなネット民に踊らされるチクり魔がいれば、国際的な大問題として扱われてしまう可能性もあるのではないだろうか。

なにより厳しいのは、日本人が粗探しが非常に得意な民族であることを組織委員会が一切想像できなかったことだ。すでに手遅れかもしれないが、あらためて危機管理能力の欠如や人権意識の低さを見直してほしい。

文=大上賢一

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