『FAIRY TAIL』はフランスで大人気!? 大統領の“神話”扱いに驚きの声

『FAIRY TAIL』はフランスで大人気!? 大統領の“神話”扱いに驚きの声

『FAIRY TAIL』はフランスで大人気!? 大統領の“神話”扱いに驚きの声 (C)PIXTA

日本の漫画やアニメは海外でも高い人気を誇るが、芸術の国・フランスでは少し変わった市場が形成されているらしい。7月24日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領がツイッター上で、とある漫画を〝神話〟扱いしたことが注目を集めている。

マクロン大統領はこの日、フランス大使館で日本の有名クリエイターたちと面会したことを自身のツイッター公式アカウントで報告。また日本語で《「AKIRA」「FAIRY TAIL」「ダークソウル」「光」をはじめとする皆さんの数々の作品は、日本だけでなくフランスでも神話になっています》というコメントを投稿した。

ここで名前が挙がったのは、世界でも高い人気を誇る大友克洋の『AKIRA』に、シリーズ累計出荷本数が世界で2700万本を超える人気ゲーム『DARK SOULS』、そして「第70回カンヌ国際映画祭」でエキュメニカル賞を受賞した河瀨直美の映画『光』といった名だたる作品。同ツイートには、マクロン大統領がこれらのクリエイター陣と談笑するムービーも載せられていた。

だが、そのラインナップに真島ヒロによるファンタジー漫画『FAIRY TAIL』が含まれていたことに驚く人が続出。SNSなどでは、《この並びにFAIRY TAILが入るんだ…》《フェアリーテイルってなんで!?》《真島ヒロって海外人気凄いんか?》《AKIRAは世界的にもカルト信者が居るくらい有名な作品だからわかるが、なぜにフェアリーテイル?》といった声があふれかえっている。

海外では王道ファンタジーが人気?

「FAIRY TAIL」は一人前の魔導士を目指す少女・ルーシィや、火を操る魔導士・ナツたちの活躍を描いた物語。剣と魔法が飛び交う王道のファンタジーなので、フランスでも受け入れられたのかもしれない。なお同作のフランス国内での累計発行部数は770万部を超えており、作者の真島ヒロは「第45回アングレーム国際漫画フェスティバル」で特別栄誉賞を授与されていた。

とはいえ発行部数だけを見れば、より高い数字を記録した日本の漫画は他にもある。たとえば『NARUTO -ナルト-』は約1700万部のベストセラーで、『ドラゴンボール』は約3000万部。そして「FAIRY TAIL」との類似性がよく指摘される『ONE PIECE』は、約1900万部に到達している。いずれも『週刊少年ジャンプ』漫画であるため、やはり「FAIRY TAIL」の人気には謎めいた印象を受けてしまう。

しかし、同作は2008年にフランスで翻訳版が発売されて以来、長年にわたってコミックス売上ランキングTOP3に名を連ね、売上を伸ばし続けてきた。もしかすると、電子書籍の普及もあって発行部数が伸び悩んでいるだけで、実際にはより熱狂的なファンが付いているのかもしれない。

いずれにせよ、「FAIRY TAIL」が国外で高く評価されているのは喜ばしいこと。これからも日本の漫画が世界に広がっていくことを期待したい。

文=野木

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