ジャンプ『約ネバ』作者の新作読切に賛否…「やっぱり強い」「ちょっと物足りない」

ジャンプ『約ネバ』作者の新作読切に賛否…「やっぱり強い」「ちょっと物足りない」

ジャンプ『約ネバ』作者の新作読切に賛否…「やっぱり強い」「ちょっと物足りない」 (C)PIXTA

8月2日発売の『週刊少年ジャンプ』35号にて、アニメ化もされた人気コミック『約束のネバーランド』の白井カイウ・出水ぽすかコンビが帰還。原作を白井、作画を出水が担当する布陣にて新作読み切り『DC3』を発表したのだが、その出来栄えは賛否両論のようだ。

同作は、ロボット開発で技術革新を起こした父親のせいで、世界中から命を狙われるはめになった女子中学生・妃沙帆が主人公。彼女を護衛するために「男子中学3年生型ロボット」、通称「DC3」が派遣される…というストーリーだ。さまざまな人型アンドロイドが沙帆をめぐってバトルを繰り広げる、コメディー色強めのSF作品となっている。

『約束のネバーランド』を生んだコンビの新作に、熱心なファンたちは沸き立っている様子。ネット上では《約ネバコンビの読み切り、めちゃくちゃ好きだったんですが!?》《やっぱり強いなこのコンビは。白井先生はとにかく台詞回しが小気味良くてテンポ良くて所々ニヤリとさせられてめっちゃ好きです》《限られたページ数にここまで深いストーリー詰め込んでくる白井先生もそうやし、やっぱり出水先生の絵が大好き》と好意的な感想が目に付く。

ガラッと変わった作風が期待外れ? 批判的な意見も…

「約束のネバーランド」は脱獄から始まるダークファンタジーであり、先がまったく予想できないサスペンス展開が大きな魅力だった。しかし今回の読み切りはガラッと雰囲気が変わり、コミカルでハートフルな物語となっている。次の連載に向けて、新たな方向性を模索しているのかもしれない。

しかしそれが災いしたのか、前作のような作品を期待した読者の評価はいまひとつ。《とても連載一本描き切った作家の作品とは思えん。ページが足らんような気もするし、余分なギャグ削れば十分きれいにまとめられたとも思う。いずれにしても、次回はないレベルの出来》《約ネバコンビとしてはちょっと物足りない感》《ネバランの良いところと悪いところが両方出てる》《読み切りだしこんなもんでいいといえばいいんだけど、面白いと手放しに言うにはちょっと雑すぎた》といった批判の声があがっている。

また、作中に仕込まれた映画『ターミネーター』や『天空の城ラピュタ』に関するギャグや、女子高生アンドロイドが「ギャル文字」を使っている点が古いという指摘も。同作は2034年の未来が舞台のはずだが、元ネタの映画はいずれも1980年代の作品。「ギャル文字」も2000年代前半に一世を風靡した文化であり、そうした作りこみの甘さが作品の隙となっていることは否めない。

とはいえ「約ネバ」コンビにはまだまだ固定ファンが多く、今回の読み切りを含んだ短編集の発売も予定されている。愛想を尽かされてしまう前に、次なる名作を生み出してくれることを期待しよう。

文=野木

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Koldunova / PIXTA

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