ゆるキャラの礎を築いた“こげぱん”… 00年代に一世を風靡した「癒し系キャラ」3選

ゆるキャラの礎を築いた“こげぱん”… 00年代に一世を風靡した「癒し系キャラ」3選

ゆるキャラの礎を築いた“こげぱん”… 00年代に一世を風靡した「癒し系キャラ」3選 (C)PIXTA

世間に「ゆるキャラ」ブームが起きる前、2000年代には『癒し系キャラ』たちが一世を風靡していた。しかしその存在はいずれも忘れ去られ、アラサー世代を除いてほとんど誰も覚えていないのが現状。そんな「ゆるキャラ」の礎となった懐かしのキャラたちを振り返ってみよう。

元祖ゆるキャラ? 忘れられてしまった設定

<その1>こげぱん
『こげぱん』シリーズは、名前の通り〝焦げてやさぐれたパン〟たちによる世界観が特徴。2000年代にさまざまな絵本が発売され、シリーズ累計130万部を突破。2001年にはアニメ化もされ、大きな話題を呼んだ。

主人公のこげぱんは、本来なら最高級小豆を使用した上質なあんパンになるはずだった。ところがパン職人のミスにより、窯に放置されて焼け焦げてしまう。そのためショックで白目を剥いており、性格はネガティブで何事にも無関心という、あまりにもかわいそうなキャラだ。焦げたときの熱を維持しており、体温はかなり高いらしい。

そんな境遇のため、おいしそうに焼けたパン「キレイパン」たちを内心敵視している様子。しかし表面上は優しく接しており、デキた人間ならぬデキたパンという一面も。つらい過去を乗り越えて達観した心を持つさまは、子どもの教育にもよさそうだ。産みの親であるサンエックスは、最近では『すみっコぐらし』などのヒットを飛ばしているので、再ブレークの可能性もあるかもしれない。

<その2>しずくちゃん
ファンシー文具メーカーのラリッシュ(現:クーリア)による『しずくちゃん』シリーズは、2001年に生まれたコンテンツ。絵本は36巻まで発売されており、累計発行部数は2014年の時点で500万部を突破している。

登場キャラは「しずくの森」の妖精で、しずく型の顔をしているのが特徴。全員が水にまつわる妖精で、主人公のしずくちゃんは雨粒の妖精だ。実は男の子で当初は「アメスケ君」という名前だったのだが、タイトルのせいで「しずくちゃん」という名前だと勘違いする読者が続出。そのため、アメスケ君という名前はなかったことになり、しずくちゃんに改名されてしまった。

中には鼻水や鼻血、汗、よだれなどがモデルとなった、ちょっと汚そうな妖精も。また、子ども向けのキャラにも関わらず「日本酒」や「ワイン」「カルアミルク」などアルコール系の妖精や、「化粧水」「アロマオイル」という大人っぽい妖精も存在しており、水分を含むなら何でもアリのようだ。