『コミケ』2年ぶり開催の是非は?「本当に嬉しい」「どう考えても無理」と賛否

『コミケ』2年ぶり開催の是非は?「本当に嬉しい」「どう考えても無理」と賛否

『コミケ』2年ぶり開催の是非は?「本当に嬉しい」「どう考えても無理」と賛否 (C)PIXTA

オタクたちの祭典『コミックマーケット』(以下、コミケ)が、12月30日・31日のスケジュールで開催されることが明らかに。2年ぶりのコミケ復活を喜ぶオタクもいれば、コロナ禍での開催に懸念を示す声もあり、ネット上で激しい議論を巻き起こしているようだ。

これまでの「コミケ」は毎年、夏と冬に分かれて開催されていた。しかし知っての通り、昨年から新型コロナウイルスが蔓延し、日本においては緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置が発令され続けている。その影響により、度重なる中止・延期に追い込まれてきた。

そんな中、「コミックマーケット準備会」は約2年ぶりとなるイベント開催を決定。その理由について、リリース文では新型コロナワクチンの接種が進んでいるという状況が挙げられている。日本政府は10月から11月までに希望者全員のワクチン接種終了を目指しているため、開催時期の12月には社会状況の改善が見込まれるという認識にもとづいているようだ。

なお、来場者規模を1日数万人程度に留めるため、入場者には抽選が行われる模様。さらに、個人の判断と前置きした上で、イベント参加者には新型コロナワクチンの接種を呼びかけている。その一方で、今後の社会状況によってはさらなる延期も考えられるという。

ともあれ、オタクのアイデンティティとも言えるイベントが復活することに対して、SNS上では《冬のコミケが開催されるってマ!?》《コミックマーケット冬開催。本当に様々な思いが結実した結果ではないかなと… 本当に嬉しいです》《コミケ年末開催か~。色々対策があるだろうけど開催は素直に嬉しい》と歓喜の声が続出している。

今冬の開催は無理がある? ネット上では賛否両論

現在、新型コロナワクチンの接種が進んでいるものの、いまだに感染拡大は収まりそうにない。8月4日には、東京都内で最多となる4166人の感染が確認されていた。さらに日本政府の行きあたりばったりなコロナ対策によって、国民の不安感は日々高まっている状況だ。

それゆえに「コミケ」の開催によって、さらなる集団感染が起きるのではないかと懸念する人も。SNS上では《普通に12月での収束は無理だと思うし、早めに中止の判断した方がええと思うが…》《マジで冬コミやる気なのか? 冬だろうが東京の感染数見たらどう考えても無理なのわかるだろ》《コミケ開催!? 絶対無理だろ。インフルエンザですら抑えきれないイベントだぞ》といった否定的な声があがっている。

とはいえ大規模なリアルイベントは中止が続くと、運営ノウハウの継承や予算の面で存続が難しくなるもの。このままいけば、「コミケ」にかぎらず日本のリアルイベントが消えていく可能性もある。「コミックマーケット準備会」は今回の開催について、〝同人誌文化の衰退を防ぐ〟という狙いを明かしていたが、さまざまな意味で日本文化の今後を占うようなイベントとなることは間違いないだろう。

文=大上賢一

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