円盤564枚の衝撃…! 天才クリエイターの無駄遣いで“大コケ”したアニメ3選

円盤564枚の衝撃…! 天才クリエイターの無駄遣いで“大コケ”したアニメ3選

円盤564枚の衝撃…! 天才クリエイターの無駄遣いで“大コケ”したアニメ3選 (C)PIXTA

アニメは1人で作るものではなく、多数のスタッフが協力して作り上げるもの。時にはさまざまな業界の有名クリエイターを集結させて、意外な化学反応を狙うこともある。しかしそんなプロジェクトが失敗し、放送開始と共にバッシングを浴びてしまうことも…。今回は意識が高いのに大コケしたアニメたちを振り返ってみよう。

錚々たる顔ぶれが集まるも結果は…

<その1>『ワンダーエッグ・プライオリティ』
「アニメ業界を震撼させる衝撃作」という触れ込みで今年1月から放送されたのが、『ワンダーエッグ・プライオリティ』だ。名作ドラマ『101回目のプロポーズ』や『ひとつ屋根の下』などで知られる脚本家・野島伸司が原案・脚本を担当するということで、放送前から大きな話題を呼んでいた。

物語は、不登校の女子中学生がある日「エッグ」という物体を拾うところからスタート。エッグには現実世界で死んだ少女が入っていて、「エッグ世界」で少女を救うと生き返る…という独特の世界観が繰り広げられた。回を追うごとに設定の風呂敷はさらに広がっていき、視聴者たちはその行く末を期待して見守っていたようだ。

しかしTV版の最終回は、物語が完結しないという予想外のオチを迎えることに。それまで楽しみに見守っていた人々からは、《ワンエグ、打ち切りエンドじゃん…》《え!? あれで終わりなの!?》といった不満の声が続出した。その後、物語を補完する「特別編」も放送されたものの、モヤモヤとする部分は解消されていない。

<その2>『フラクタル』
2011年放送のアニメ『フラクタル』は、さまざまなジャンルの気鋭クリエイターが集結した作品。監督は、『涼宮ハルヒの憂鬱』のシリーズ演出によって頭角を現した鬼才・山本寛。そして脚本・シリーズ構成は、その後『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で有名になる岡田麿里が務めている。さらに原案として、批評家・哲学者の東浩紀が参加したことも話題を呼んだ。

物語の舞台は、管理ネットワーク「フラクタルシステム」によって実現した、労働や戦争のない世界。徐々にほころびを見せていく世界で、少年少女による〝セカイ系〟的な冒険が繰り広げられる。壮大な設定で、大ヒットしてもおかしくないように思われるが、残念ながら視聴者ウケは悪かった。

とくに設定とストーリーがかみ合っていないという評価が多く、ネット上では《駄作だったとしか思えない。何か起こるかと思って最後まで見たのに》《完全に駄作。2クール後には何やってたか忘れるレベル。設定を伝えきれなかったのか設定そのものが駄目なのか》《全体的に作りこみが甘い感じだった》などと評価されている。

なお放送後のインタビューなどによると、制作中にはクリエイター陣が脚本をめぐり対立することもあったよう。もし才能がかみ合っていれば、世紀の傑作が生まれていただろう。