『ONE PIECE』1021話の扉絵がアツい…! 6年越しの念願に「目頭が熱くなった」

『ONE PIECE』1021話の扉絵がアツい…! 6年越しの念願に「目頭が熱くなった」

『ONE PIECE』99巻(尾田栄一郎/集英社)

現在の『ONE PIECE』は、四皇・カイドウとの対決を描いた「ワノ国編」が盛り上がっている真っ最中。しかし8月10日発売の『週刊少年ジャンプ』36・37合併号では、本編だけでなく〝扉絵〟も大きな話題を呼んでいるようだ。

「ONE PIECE」の1ページ目は、読者からのリクエストを受けた扉絵が描かれることがほとんど。『ジャンプ』36・37合併号の第1021話『デモニオ』のリクエストは、「セニョール・ピンクとフランキーがヒョウ(バーテンダー)のお店で飲んでいるところ」というものだった。扉絵の中には、セニョールとフランキーが涙を流しながらカウンターでカクテルを飲んでいる姿が描かれている。

セニョールは「ドンキホーテ海賊団」のメンバーであり、赤ん坊のようなファッションに、サングラスという奇抜な風貌が特徴的なキャラ。だが見た目とは裏腹に、愛する妻のルシアンと我が子を失った暗い過去をもつ。フランキーとはドレスローザで真っ向勝負を繰り広げた間柄だ。

第775話『ルシアンに愛を込めて』では、大技を繰り出すためフランキーを掴んで空高く舞い上がったセニョールが、「このまま飛べればルシアンに会えるのに」とポツリ。戦いに敗れた後も、セニョールはルシアンを想って涙を流していた。

その時にフランキーが投げかけたのが、「いつかまた どこかで会ったら酒飲みながら… 話してくれよ」「ルシアンって女の話」という粋なセリフ。今回の扉絵では、そんなシチュエーションが実際に描かれたのだ。

2人のカクテルにも深い意味が!?

セニョールのエピソードが描かれたのは、今から約6年前。ファンにとっては待ちわびたシーンだったため、《扉絵、絶対ルシアンの話やん。フランキーとセニョール・ピンク渋すぎ》《この2人がバーで語らう姿を見たかったから嬉しい…フランキーはセニョールと絶対いい親友になれるよ》《フランキーとセニョールが飲み語りしてるじゃないっスかーーッ!! めっちゃ見たかったヤツ!!》《ずっと待ってた構図で感動した。セニョールには幸せになってほしい》《フランキーとセニョール・ピンクが一緒に飲んでる~。ルシアンのこと話してんのかな… ちょっと目頭が熱くなった》といった感想が殺到している。

それだけでなく、2人が飲んでいるカクテルにもある秘密が。実はセニョールが亡くした息子の名前は「ギムレット」。そして2人が飲んでいるのも、逆三角形のカクテルグラスにライムらしきスライスが添えてあることから、「ギムレット」というカクテルである可能性が高い。

作者・尾田栄一郎はコミックス78巻で、ハードボイルド小説『長いお別れ』に登場する名ゼリフ「ギムレットには早すぎる」にちなんでセニョールの息子を命名したことを明かしていた。また、カクテルには花言葉のようにそれぞれ意味があるのだが、「ギムレット」が意味するのは「遠い人を想う」「長い別れ」だという。

たった1枚のイラストに秘められた、さまざまな物語。セニョールとフランキーが一体どんな会話を交わしたのか、想像力が掻き立てられてしまう。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』99巻(尾田栄一郎/集英社)

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