鳥山明も絶賛! 17歳で『手塚賞』準入選の“奇才”漫画家・丸山暁星の魅力

鳥山明も絶賛! 17歳で『手塚賞』準入選の“奇才”漫画家・丸山暁星の魅力

鳥山明も絶賛! 17歳で『手塚賞』準入選の“奇才”漫画家・丸山暁星の魅力  (C)PIXTA

最近では『ジャンプ+』など、Web媒体から将来有望な漫画家が次々と発掘されているが、実は紙媒体でも新たな才能が頭角を現しつつある。中でも特筆すべきは、わずか17歳にして「手塚賞」で準入選を果たした新星・丸山暁星だ。

「手塚賞」は『西遊妖猿伝』の諸星大二郎や『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博など、数々のレジェンド作家を輩出してきた歴史ある漫画賞。入選・準入選・佳作の3種類が設けられているが、厳しい審査から受賞作が佳作のみの年もある。そんな狭き門において、丸山は2020年に異色のヒーロー漫画『ウンコマン』で準入選を果たし、賞金100万円を獲得した。

「ウンコマン」はド直球のタイトルに目を引かれるが、「ウンコ」というありきたりな題材を思いがけない角度から掘り下げた良作。淡々と繰り広げられるギャグ展開は17歳とは思えない出来映えで、審査員を務めた『ドラゴンボール』の鳥山明をして「力量にセンスを感じる」と言わしめている。

その後、同作は昨年10月発売の『ジャンプGIGA 2020 AUTUMN』に掲載されることに。読者からは《ダントツおもしろい》《連載できるかは別として終始面白かったから強い》《ウンコマン面白い。初期の松本大洋みたいな作風。こりゃ賞取るわいな》と絶賛の声が上がっていた。

プロも一目置いている? 次作はさらなる成長も…

丸山の作品はこれだけに留まらず、今年7月発売の『ジャンプGIGA 2021 SUMMER』ではセンターカラーで新作読み切り『ドラゴンロウリュ』を発表。サウナの入浴法の1つである「ロウリュ」とファンタジーを掛け合わせた、スピード感あふれるコメディ作品で、「ウンコマン」の時よりも画力が向上している点も見どころだ。

こちらの作品も高い評価を得ており、ネット上では《ドラゴンロウリュおもしろかった。天才ですか?と思いました》《殺伐としながらコミカルな世界観、ギャグのキレ、バトルの格好良さ、荒削りながらも作者自身がしっかり自分なりの面白さを出せていた印象があった》《笑っちゃったのめちゃくちゃ悔しいな…。ずっと何だこれ?と思いながら笑っちゃったな。風呂だけに熱い展開になっていくのずるい》といった感想が続々。

さらにツイッターでは、『アイシールド21』の村田雄介と『姫様〝拷問〟の時間です』原作の春原ロビンソンが《ドラゴンロウリュとモノノケの狩人もよかった》《その2つも面白かったですね》と会話しており、プロの目にも留まっていた。

作者の丸山は「ジャンプGIGA」のコメントで、「ドラゴンロウリュ」の制作によりレポートがおろそかになった…と明かしていることから、おそらく現役の学生と思われる。今後漫画家の道に専念し始めた際には、さらなる進化を遂げていきそうだ。

文=野木

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