『ニンテンドースイッチ』が世界で覇権を獲得? しかし“低スペック”問題は変わらず…

『ニンテンドースイッチ』が世界で覇権を獲得? しかし“低スペック”問題は変わらず…

『ニンテンドースイッチ』が世界で覇権を獲得? しかし“低スペック”問題は変わらず… (C)PIXTA

任天堂による最新ゲーム機『ニンテンドースイッチ』のアメリカでの販売台数が、同国で絶大な支持を得ている『Xbox One』を超えたことが明らかに。このままいけば世界ナンバーワンのゲーム機として、歴史に残る売り上げを記録するかもしれない。

海外メディア『VG Chartz』によると、「Xbox One」のアメリカでの総販売台数は8月10日の時点で約2960万台。それに対して、「ニンテンドースイッチ」は約2991万台を突破した。「ニンテンドースイッチ」の方が後に発売されたハードであるため、売り上げの差は今後さらに広がっていく見込みだ。

なお、任天堂が先日発表した4月~6月の決算では、絶好調だった前年と比べると減収減益という結果になっていた。しかし「ニンテンドースイッチ」の売り上げは前年同期を超える勢いを誇っており、ますます記録が伸びることが予想される。

またライバル機としてはソニーの『PlayStation 4』が挙げられるが、こちらは全世界で累計約1億1600万台の売り上げ(6月30日時点)。「ニンテンドースイッチ」は現時点で約8900万台を売り上げているため、追い付くのも時間の問題かもしれない。

本当に覇権をとっていいのか? スペックの低さを気にする人も

そんな売れ行き好調の「ニンテンドースイッチ」だが、以前からゲーマーの間ではスペック面が不安視されている。8月11日にアクションゲーム『刀剣乱舞無双』の発売が発表された際にも、ファンからは「ニンテンドースイッチ」では快適にプレイできないという意見が続出。《Switchだとスペック的にがたつく気がするからPS版来てくれないかな》《Switchくんスペック不足だと思うんだけどなぁ。無双5ですらガタガタだったのに》《何でスイッチなの…スペック的にどう考えてもPS5のが良いんだけど》《真面目にSwitchのスペックで無双系はやるもんじゃない》といった声があがっていた。

具体的にスペックを比較すると、「ニンテンドースイッチ」のメインメモリの容量は4GBと言われている。それに対して、2016年に発売された『PlayStation 4』は約2倍にあたる8GB。またグラフィック性能にも不安を抱えており、『Dead by Daylight』や『Apex Legends』などのゲームが移植されるたびにクオリティーの劣化が指摘されている。

もちろん「据え置き型」と「携帯機」を両立させるという「ニンテンドースイッチ」の設計思想からして、多少のスペック不足は仕方がないとも言える。大ヒットを記録しているのも、そうした特徴が評価された結果なのだろう。これから先は、コアなゲーマーが生きにくい時代が待っているのかもしれない…。

文=大上賢一

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Kostiantyn Postumitenko / PIXTA

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