アニメ『キングダム』17話 大将軍“麃公”散る… アツい漢の姿に涙「火を絶やすでないぞ」

アニメ『キングダム』17話 大将軍“麃公”散る… アツい漢の姿に涙「火を絶やすでないぞ」

『キングダム』62巻(原泰久/集英社)

春秋戦国時代の中国を舞台としたアニメ『キングダム』(NHK)の第17話『本能型の極み』が、8月15日深夜に放送された。作中では秦国の大将軍・麃公(ひょうこう)と趙国の〝武神〟龐煖(ほうけん)が一騎打ちを行ったのだが、その結果に視聴者が涙したようだ。

※アニメ『キングダム』最新話の内容に触れています

秦国の王都・咸陽(かんよう)の南道に進軍してきた趙国の武将・李牧を止めるべく、信軍を引き連れて奇襲をかけた麃公軍。陽動作戦で二手に分かれてしまったものの、麃公は本能を頼りに李牧のもとにたどり着いた。

そして2人の対決が始まるかと思いきや、麃公の前に龐煖が姿を現す。かつて龐煖が「秦六大将軍」の王騎(おうき)を討ったという因縁もあり、麃公との一騎打ちが勃発する。そんな2人の戦いを目撃した信は、麃公を助けるべく戦場の中心へ。しかし麃公は別の場所を指さし、「前進じゃ! ここは貴様の火を燃やし尽くす場所にあらず。咸陽に行け!」と指示。さらに信に自身の〝盾〟を授け、龐煖へと向かい合う。

激しい攻防の末、麃公は致命傷を負ってしまう。しかし倒れる間際、信に向けて「童(わっぱ) 信、火を絶やすでないぞ」という言葉を残すのだった──。

秦を代表する名将、ここに散る

麃公は直感的に戦場を駆けまわる本能型の武将であり、戦を「炎」と表現するような独特の感性をもつ。秦国の人々から絶大な信頼を寄せられていただけでなく、ファンからの人気も高いキャラクターだ。

そんな麃公に襲いかかった非業な運命に、ネット上では《大好きな麃公将軍が…。映像になるとよりつらい》《嘘だろ? 嘘だと言ってくれ》《信が麃公将軍から盾と想いを受け取って咸陽を目指す。熱すぎる漢の散り際》《信に想いを託すところが熱すぎる。漫画でも泣いたけど、アニメもめちゃくちゃ泣ける》《死んで欲しくないキャラが無情にも死んじゃうのが歴史物の醍醐味だけど、やっぱり寂しいね》などと大きな反響が巻き起こっている。

なお麃公の散りざまは、信にも大きな喪失感を与えたようだ。信は泣きながら麃公の名前を呼び続け、我を忘れて龐煖を討ち取ろうとするのだが、味方に止められてやっと我に返ることができたのだった。

王騎に続き、麃公という偉大な武将を失った秦国。しかし2人の遺志を受け継ぐ者がいるかぎり、戦の炎が消えることはないだろう。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『キングダム』62巻(原泰久/集英社)

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