『ゆるゆり』はもう作れない? 大爆死・作画崩壊が相次ぐ“動画工房”の危機

『ゆるゆり』はもう作れない? 大爆死・作画崩壊が相次ぐ“動画工房”の危機

『ゆるゆり』はもう作れない? 大爆死・作画崩壊が相次ぐ“動画工房”の危機 (C)PIXTA

『動画工房』といえば、『ゆるゆり』や『NEW GAME!』といったヒット作を生み出してきた人気アニメ制作会社。以前は高いクオリティーによってアニメファンから支持されていたが、ここ最近の作品ではネガティブな評価を下されることが多くなってしまったようだ。

最初に「動画工房」が注目を浴びたのは、2011年に日常系百合アニメ『ゆるゆり』を手掛けた頃のこと。その後も『月刊少女野崎くん』や『干物妹!うまるちゃん』といった名作を生み出し、評価が右肩上がりに。とくに作画が安定していたため、日常系アニメにかけて右にでる制作会社はない…と評判だった。

ところが2018年頃から、売上の伸びない作品が増えることに。『私に天使が舞い降りた!』などを除くと、ほとんどが大コケしており、『池袋ウエストゲートパーク』の1巻は198枚という驚異の数値を叩き出している。

さらに、今年4月から放送された〝おさまけ〟こと『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』では、まさかの作画崩壊を引き起こす事態に。とくに第3話にてキャラクターが披露したダンスの作画に関しては、《最初から作画怪しいと匂わせて、やべーアニメだったと確信に変わったのが第3話の謎ダンス》《おさまけは3話のダンスシーンで爆笑してから見るのやめました》《振り付けのダサさとカクカクさに思わず笑ってしまった。動画工房大丈夫かってなった》《どんな話だったか振り返ろうとしても、3話のダンスシーンしか思い出せない》といった声が相次いでいた。

ちなみに、この〝おさまけダンス〟は同作のブルーレイ第1巻で差し替えられてしまったらしい。

作画崩壊の理由は社内のゴタゴタ!?

これまで築き上げてきたアニメファンたちの信頼を、「おさまけ」により一気に失ってしまった「動画工房」。なぜ、かつては良作を連発していた制作会社が作画崩壊を起こしてしまったのだろうか。

直接的な関わりがあるかどうかは不明だが、ネット上では同社の内部がごたついていることが原因だという指摘が。2020年4月、「動画工房」ではアニメーターの待遇を改善するという名目で株式会社「動画工房作画部」を設立していた。また、「ゆるゆり」や「うまるちゃん」にも携わったアニメーションプロデューサー・梅原翔太が移籍したことなど、有望な人材が流出した可能性も疑われている。

以前はファンだった人々からも、現在の「動画工房」に対しては《数打って当たらないっていう末期症状感》《急に劣化したよなぁ…》《動画工房、人抜けた言われてるからどうなるんやら》と心配の声が続出している状況だ。

盛者必衰とはよく言ったものだが、これだけの名作を生み出した制作会社が落ちぶれていくのは寂しいもの。次なるヒット作を生み出し、かつての輝きを取り戻してくれることを期待したい。

文=大上賢一

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ufabizphoto / PIXTA

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