『ゴールデンカムイ』287話ついに“金塊”発見!? 歓喜の一方でアシリパが…

『ゴールデンカムイ』287話ついに“金塊”発見!? 歓喜の一方でアシリパが…

『ゴールデンカムイ』26巻(野田サトル/集英社)

アイヌの金塊をめぐり、主人公・杉元佐一とアシリパによる大冒険が繰り広げられてきた漫画『ゴールデンカムイ』。8月19日発売の『週刊ヤングジャンプ』38号に掲載された第287話『門倉の馬』では、ついに金塊が発見されることとなり、ネット上で大きな反響を巻き起こしている。

※『ゴールデンカムイ』最新話の内容に触れています

今回のエピソードでは、第七師団の駆逐艦による砲撃を止めた永倉新八のもとに、門倉利運が合流。その一方で鶴見中尉は、永倉が話した〝土地の権利書〟の真実を確かめるべく、「五稜郭」の攻囲戦を企てていた。

そんな中、土方歳三は杉元たちを引き連れ、門倉が残した最後のヒントを頼りに別の場所を捜索。すると土に埋もれていた「馬用の井戸」を発見する。アシリパと杉元が井戸の中を調べると、中には大量の革袋が。財宝に目がくらんだ白石由竹が井戸に落下し、袋に穴が開くと、3人の頭上に大量の金が降り注ぐ…。

多くの人々が命を賭けて追い求めてきた財宝が、ついに現実のものに。杉元は感慨深い表情で、アシリパに「とうとう俺たちで金塊を見つけちまったね」と語りかけるのだった。

金塊の発見に大歓喜! 一方でアシリパの心境は…

とうとう杉元やアシリパの目的である金塊が発見され、ネット上は大盛り上がり。《ついに金塊発見まできた…! 興奮で眠れない》《金塊が見つかったけどこの後の展開が全く想像できないから面白い》《いやー、ついにここまで来ましたね!》といった歓声が溢れかえっている。

しかも金が降り注ぐシーンでは、作者による粋な計らいと思われる描写が。杉元の両手に金が積もるコマがあるのだが、第1話で杉元が砂金を探している最中に「どこにもねぇ!」と叫んでいたコマと同じ構成で描かれていた。読者の中には、《杉元の手が1話と同じだああーッ!ってテンション上がってる》《読者を震えさせる仕掛けある構成。野田先生、ゴールデンカムイ最高に面白ぇよ》とこの描写に胸を打たれた人も多いようだ。

しかしそんな今回の話において、どうしても目を引かれてしまうワンシーンも。金を発見した杉元がアシリパに語りかけるシーンで、彼女はどこか悲しそうな表情を浮かべていたのだ。金塊が発見されれば、杉元との旅が終わってしまうことは、これまで作中でも仄めかされてきた。アシリパの心には喜びだけでなく、切ない感情も去来していることだろう。

当初の目的は金塊だったが、今や2人の関係はかけがえのない宝になっているのかもしれない。今後、どのような展開を迎えるのかひと時も目を離せない。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『ゴールデンカムイ』26巻(野田サトル/集英社)

◆過去の「ゴールデンカムイ」レビューはこちら

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