ジャンプ+読切『フリーダム』に絶賛続出!「映画見た後の満足感」「こういうのでいいんだよ」

ジャンプ+読切『フリーダム』に絶賛続出!「映画見た後の満足感」「こういうのでいいんだよ」

ジャンプ+読切『フリーダム』に絶賛続出!「映画見た後の満足感」「こういうのでいいんだよ」 (C)PIXTA

8月27日、『ジャンプ+』に大鳥雄介による読み切り作品『フリーダム』が掲載された。SF×剣闘士の王道アクションと銘打たれた同作は、読者の間でたちまち話題となり、ネット上で大きな反響を巻き起こしている。

同作は戦争捕虜や犯罪者が剣闘士となり、強制的に戦わされている「闘技会」が舞台。主人公のアーサーはかなりの実力者であり、チャンピオンとして名を馳せていたが、自由になることは半ば諦めていた。

そんなある日、新人剣闘士としてやってきたサムと出会い、運命の歯車が動き出す。サムはまともに戦うこともできないにもかかわらず、つねに自由を望んでおり、その姿はアーサーに影響を及ぼしていく──。

ストーリー展開は淡々としており、美しい少年少女が出てくるわけでもない。しかし多くの読者が心を動かされたようで、SNSなどでは《なんだこりゃーめちゃくちゃ面白い。映画1本見た後の満足感》《シンプルイズベスト、切なさ、清々しさを兼ね備えた作品》《めっちゃよかった。絵やバトルはジャンプっぽいけど、ストーリーはジャンプらしからぬ》《こういうのでいいんだよ!》といった賞賛の声が相次いでいる。

分かりやすい設定と王道の展開に痺れる人が続出!

では、一体「フリーダム」のどこが読者の琴線に引っかかったのだろうか。まず挙げられるのは設定とシナリオのシンプルさ。主人公たちは奴隷として戦わされており、自由を得るためには「処刑人」を倒さなければならない…たったそれだけの話だ。しかしシンプルであることはこの場合強みであり、読者を強く世界観に引き込んでくれる。

キャッチーであるという点でいえば、どこかSF映画の『スター・ウォーズ』シリーズを思わせるところも。異星人が多数描かれる他、アーサーの主人はジャバ・ザ・ハットに近い見た目となっており、さまざまな世代の人間に刺さりそうだ。

またアーサーの心情描写が巧みであることも、感情移入を誘われる要因だろう。アーサーは表向きは自由を諦めているが、その内には複雑な感情を秘めており、決して単純な心理ではない。それに対置されるサムの姿も、刑務所の中で希望を捨てなかった映画『ショーシャンクの空に』のアンディを彷彿とさせるものであり、物語に深みを与えている。さまざまな要素の組み合わせにより、最後にはすぐれた短編小説を読み終えたかのような読後感を得られるはずだ。

作者の大鳥は以前、「トムの就活」という読み切り作品でも話題を呼んだことがあった。今の時代では珍しい硬派な作風なので、今後も替えのきかない作家として活躍してくれることを期待したい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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