“バ美肉”偏向報道が大炎上! 繰り返されるメディアの「オタクヘイト報道」

“バ美肉”偏向報道が大炎上! 繰り返されるメディアの「オタクヘイト報道」

“バ美肉”偏向報道が大炎上! 繰り返されるメディアの「オタクヘイト報道」 (C)PIXTA

またしてもメディアによるオタク差別報道が物議を醸している。8月31日に進展した20代夫婦による女子高生殺害事件をめぐって、朝日新聞出版のニュースサイト『AERA dot.』は夫婦が『バ美肉』好きであると報道。これに対して、ネット上で批判の声が殺到しているようだ。

同事件をめぐって「AERA dot.」は、『「バ美肉」アニメ好きの20代新婚夫婦が女子高生を「殺害」した仰天の動機』という見出しの記事を掲載。記事の中でも事件の加害者がアニメと「バ美肉」に傾倒していたことが綴られている。

「バ美肉」とは「バーチャル美少女受肉」の略であり、キャラクターのアバターをかぶってVTuberなどとして活動すること。当然ながら、この趣味と事件は何ら関係性のないものだ。偏見を生みかねない記事に対して、SNS上では《バ美肉と何の関連性があるか全くわからん》《犯罪とバ美肉は全くの無関係だし、バ美肉とアニメは全く異なるものだし、アニメと犯罪の関連性も皆無》といった指摘が殺到していた。

またこの報道をめぐって、クリエイター支援を目的とするNPO法人『バーチャルライツ』はツイッター上で緊急声明を発表。アニメや「バ美肉」への差別を煽動する行為として批判を行っている。

なお批判の声が届いたのか、「AERA dot.」は謝罪を行った上で記事タイトルから「バ美肉」を削除。しかし、いまだ文章内からアニメや「バ美肉」をめぐる記載は消えていない。

いまだに根強い? メディアのオタク差別

こうしたメディアによるオタク差別は、1980年代末に起きた「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」をきっかけに30年以上続いている。同事件では犯人の男が特撮やアニメのビデオテープ、漫画、雑誌を多数収集していたことをメディアが紹介。中にはロリコン物もあったことから、世間でオタク=性犯罪者予備軍という考えが根付いた。

また2004年には「奈良小1女児殺害事件」を受けて、元読売新聞社記者でジャーナリストの大谷昭宏が『フィギュア萌え族』という造語を生んだ。これは大谷が犯人の男に対して「フィギュア好きのオタクだったのでは」という推測のもと生み出した言葉だが、実際に男がフィギュア好きだったという事実は見つかっていない。

近年はオタクに対するイメージが改善されつつあり、偏向報道を批判する声も目立つようになってきた。そんな中、今回ターゲットとなったのが「バ美肉」である点には注意が必要だ。アニメが一般的な趣味になった代わりに、マイナージャンルである「バ美肉」がやり玉にあがったのかもしれない。現に、オタクの中には「バ美肉」へのマイナスイメージを吐露する者もおり、すでに悪影響が現れているとも言える。

ちなみに「AERA dot.」では、2016年4月に『なぜ、アニメオタクは「ヘイト報道」の標的になるのか?』という記事が掲載されたことも。この記事はアニメ・漫画などのオタク趣味を犯罪と結びつける報道を「時代遅れ」と批判するものだった。なぜ同じメディアで〝時代遅れ〟の報道を出したのか、疑問を感じざるを得ない。

文=「まいじつエンタ」編集部

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