アニメ『ひぐらし卒』は令和のエンドレスエイト? 12話の“グダグダ展開”に批判殺到

アニメ『ひぐらし卒』は令和のエンドレスエイト? 12話の“グダグダ展開”に批判殺到

『ひぐらしのなく頃に業』3巻(原作:竜騎士07/07th Expansion、漫画:赤瀬とまと/KADOKAWA)

9月9日に放送されたアニメ『ひぐらしのなく頃に卒』(TOKYO MXほか)の第12話『神楽し編 其の壱』では、かつて古手梨花に不思議な力を与えた謎の少女・羽入が登場。話が大きく動き出すかと思いきや、これまでの焼き直しのような話だったため、視聴者から不満の声が相次いでいる。

※アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』最新話の内容に触れています

今回始まった「神楽し編」は、前シリーズ「ひぐらしのなく頃に業」から続くシナリオの最終編にあたる物語。今の雛見沢村がかつての姿と違うことを感じ取った羽入が、梨花の惨劇を打ち破るために奮闘する姿が描かれていく。まず今回は、羽入が梨花との関係を説明し、梨花がこれまで紡いできた惨劇の物語を回想。自身の与えた不完全な力によって、梨花を長年にわたって苦しませたことを悔いる。

回想シーンが終わると、場面は北条沙都子にループ能力を授けたエウアがいる不思議な空間へ。惨劇を嘲笑うエウアのもとに、梨花に力を託したはずの羽入が現れるのだった――。

物語が大きく進展するかと思いきや、その内容はこれまでの総集編。ほとんど新しい情報はなく、導入とラスト以外のカットがこれまでのエピソードをなぞるだけだったこともあり、ネット上では《正直この内容はあかんやろ。全部新規カットが普通であって》《たのむから2クールか劇場版してくれ。このままだとまじで今季最悪レベルだぞ》《本当にただの総集編じゃないか。新編とは》といった反響が続出している。

「令和のエンドレスエイト」という声も…

あまりに話の展開が遅いため、アニメファンの中には『涼宮ハルヒの憂鬱』の第12話から第19話にかけて放送された『エンドレスエイト』を連想する人も。このエピソードは、ほぼ同じ内容のストーリーを8週連続で放送するという異色の演出によって語り継がれている。

主に「ひぐらしのなく頃に卒」はこれまでの物語を沙都子の視点から再演する内容となっており、今回の「神楽し編 其の壱」はとくにそれが顕著だった。そのためトラウマを刺激された人々からは、《エンドレスエイトを彷彿とさせるクソ回》《まじでハルヒのエンドレスエイト観てる時と同じ気分だわ》《それにしてもひぐらし卒という名のエンドレスエイトもうちょっとどうにかならんかったんかいな》《今季ひぐらし、ひぐらし版エンドレスエイトが言い当て妙過ぎる》といった声も少なくない。

ちなみに「エンドレスエイト」は、当時のアニメファンに大不評。それまで平均で4万枚ほどDVDを売り上げていた「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズだったが、「エンドレスエイト」収録巻以降は販売数が半分以下に落ち込んでいる。

「ひぐらしのなく頃に卒」も残りはあと数話だと思われるが、ここにきて総集編のようなエピソードを放送したことで、視聴者の反感を買ってしまったのだろう。全ての伏線回収を行うことはどう考えても難しそうだ。一体この先、どのように巻き返していくのだろうか…。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『ひぐらしのなく頃に業』3巻(原作:竜騎士07/07th Expansion、漫画:赤瀬とまと/KADOKAWA)

◆過去のアニメ「ひぐらし卒」レビューはこちら

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