アニメ『キングダム』21話“社畜感”あふれる泰国にツッコミ続出「ブラック企業かよ」

アニメ『キングダム』21話“社畜感”あふれる泰国にツッコミ続出「ブラック企業かよ」

『キングダム』62巻(原泰久/集英社)

春秋戦国時代の中国を舞台としたアニメ『キングダム』(NHK総合)の第21話「秘密の露見」が、9月12日深夜に放送された。作中では泰国の若き王・嬴政(えいせい)が民兵を励ます一幕があったが、あまりにも“社畜感”が漂う描写だったため、視聴者を騒然とさせている。

※アニメ『キングダム』最新話の内容に触れています

趙国の三千人将・傅抵(ふてい)のトリッキーな戦術に、防戦一方を強いられる信(しん)。しかし同じような戦術を用いる羌瘣(きょうかい)との戦闘訓練を思い出し、傅抵の裏を突いて反撃を開始する。また李牧(りぼく)の側近・カイネも同時に攻めてきたが信は女軍師・河了貂(かりょうてん)と共に返り討ちに。傅抵とカイネの2人を退け、蕞(さい)での戦いは2日目の夜を迎えた。

ところが安心したのもつかの間、李牧軍による“睡眠妨害”の策で泰国側は眠ることを禁じられてしまう。夜通し蕞の城に叫び声が鳴り響き、民兵たちも眠れず厳しい局面を強いられることに。

するとそこへ嬴政が現れ、「どうせ寝付けぬのなら、労いの言葉をと思ってな」「この2日間の奮戦、皆大儀であった」と民兵たちを激励。そして「何があろうと決してあきらめるな!」と励まし、「明日の夜も語らうと」と言ってその場を立ち去るのだった──。

一見感動のシーンに見えるけど…

どれだけ危機的な状況にあっても王としての威厳を保ち、民衆に寄り添って自ら士気を上げに行く嬴政。兵たちも王が直々に声を掛けてくれたことに涙していたが、一部の視聴者たちはその様子にドン引きしてしまったようだ。

というのも、嬴政は自身が民兵から慕われていることを逆手に取り、半ば強引に彼らの闘志に火をつけているように見える。睡眠そっちのけで戦の話をする姿は、まさにブラック企業の上司さながら。そんな“ブラック国”の王に、ネット上では《眠れないなら士気をあげるってブラック企業みが凄いな…。2021年に生きてる身からすると大王様パワーヤバい。民ちょろ過ぎ》《会長自ら監視しに来てるし、一瞬の気の緩みすら許されないわ(笑)》《ブラック企業かよwww》《もはやエナドリで生き返るゾンビ兵》《とんでもないブラック企業じゃねえか》といった爆笑の声が巻き起こっている。

現代であれば「部下の洗脳」として批判されてしまいそうだが、この時代を生きる兵たちにとっては泣くほどうれしい出来事だったのだろう。もはや彼らにとって、嬴政だけが明日を生き抜くための“希望の光”なのかもしれない…。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『キングダム』62巻(原泰久/集英社)

◆過去のアニメ「キングダム」レビューはこちら

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