リリース初日に“サ終”宣言!? 新たな伝説を生んだゲーム『姫雀鬼』に「芸術点高すぎ」

リリース初日に“サ終”宣言!? 新たな伝説を生んだゲーム『姫雀鬼』に「芸術点高すぎ」

リリース初日に“サ終”宣言!? 新たな伝説を生んだゲーム『姫雀鬼』に「芸術点高すぎ」 (C)PIXTA

オンラインゲームの運営には多大なコストがかかるもので、その多くはリリース元が「サービス終了」を宣言すれば2度と遊ぶことができなくなる。不祥事や不人気などで終了したゲームも多数あるが、最近とあるゲームが「リリース初日にサービス終了を告知」という異例の顛末を迎えてしまったようだ。

注目を集めているのは、9月6日に株式会社6699から正式リリースされた〝らしい〟ブラウザ麻雀ゲーム『姫雀鬼』。ゲーム内の「お知らせ」では正式リリースを告知する投稿と同時刻に、運営チ―ムから「サービスの終了について」というメッセージが投稿されていた。これによると、9月30日にサーバークローズが予定されているという。

また、メッセージの中には「皆様のご応援とこれまでの思い出は永遠の宝物です」という文言も。ツッコミどころが多すぎる内容に、SNS上では《正式リリースと同じ日にサービス終了の文字があるのマジで面白すぎるでしょw》《サ終RTA全一確定で草》《リリース初日に「これまでの思い出は永遠の宝物です」は芸術点高すぎだろ》《まさかのサ終天和かよ》《この記録を更新するためには「サービス開始より先にサ終告知を出す」というとんでもないチートに走る必要があるのか》とネタ扱いする人が多数現れている。

なお、現在では正式リリースを告知する投稿の日付が1月5日に変更されており、「実はすでに正式リリースが始まっていた」という説も浮上している模様。しかしあまりにユーザーに知られていなかったため、真相を確かめることが難しい状況だ。

“サ終”の理由はプレイすれば分かる? さまざまな問題点

なぜ「姫雀鬼」がサービス終了を迎えたのかというと、公式からは「諸事情により」としか語られておらず詳細は不明。しかし、実際にプレイしてみるとその理由がおぼろげに見えてくる。

同ゲームはオンラインで麻雀対決ができるのだが、対局を中断する機能が実装されていない。しかも、対戦相手が途中退席するとゲームの続行が不可能になるという深刻なバグが存在。再ログインしても対局途中からスタートとなるので、身動きをとることができない詰みの状態だ。日付が変われば強制終了となるようだが、そうなるとアカウントごと削除されてしまうという。

それ以前に「手牌が勝手に増える」「点数計算が間違っている」など基本的な部分が出来上がっていないので、まともに麻雀をプレイすることすら不可能。さらに、キャラが別キャラのボイスで喋ったり、同ジャンルのゲームである『雀魂 -じゃんたま-』に酷似している点が多々あるなど、問題点を挙げるとキリがない。運営が開発途中で匙を投げたであろう様が、ありありと見えてくる。

開発チームの内部で何かトラブルがあったのか、運営資金が足りなくなったのか…。経緯は分からないものの、これほど闇が深いゲームは逆に貴重かもしれない。

なお、サービス終了のお詫びとして、アカウント作成時点で「10万金貨」「500万銅貨」という潤沢な詫び石が用意されている。サービス終了を迎える9月30日までに、記念に一度プレイしてみるのもいいだろう。

文=野木

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