『ドラクエ12』の発売が遅すぎ!? RPGの“大作化”が抱えるリスク

『ドラクエ12』の発売が遅すぎ!? RPGの“大作化”が抱えるリスク

『ドラクエ12』の発売が遅すぎ!? RPGの“大作化”が抱えるリスク (C)PIXTA

クオリティーの上昇に伴い、近年のRPGは大作化していることで有名。『ドラゴンクエスト』シリーズも例外ではなく、最新作『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』(以下、ドラクエ12)に関してはシリーズ最長の制作期間になる可能性がありそうだ。

ファミコン時代の「ドラクエ」は毎年リリースされていたが、プレイステーション以降は徐々に間隔が空くように。これまで最長のリリース期間だったのは、『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』(2012年)から『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(2017年)までの約5年だ。

その後、新作は出ていないが、今年5月に「ドラクエ12」の開発が発表。しかし現在のところ、まだ発売時期は明らかとなっていない。『スクウェア・エニックス』の公式サイトでは制作スタッフを募集しているため、完成までには数年を要するという見方が強い。

「ドラクエ12」の発売が来年以降となる場合、前作から6年以上が経過するため、シリーズ最長の空白期間を塗り替えることが確定する。最新作を待ち望んでいるファンの間では、《来年に出るとは思えんしやばいでこれ》《絶対5年超えるわ。ええかげんにせい》《開発期間長くなるのは仕方ないのかね》といった声が飛び交っているようだ。

“超大作”RPGの時代はいつまで続くのか

「ドラクエ」シリーズだけでなく、主要な国産RPGはいずれも長い制作期間を要している印象。たとえば『テイルズ オブ』シリーズでは、今年9月に最新作『テイルズ オブ アライズ』が発売されたが、コンシューマー向けタイトルとしては前作の『テイルズ オブ ベルセリア』から約5年ぶりの新作となっていた。

また、『ファイナルファンタジー』シリーズの現行最新作は2016年に発売された『ファイナルファンタジーXV』。前作からの空白期間は、歴代最長となる約6年だ。しかし来年の内に次作『ファイナルファンタジーXVI』が発売されなければ、この記録はふたたび塗り替えられる。

とはいえ制作期間が長かっただけあり、いずれの作品も名作ぞろい。「ファイナルファンタジーXV」に関しては賛否両論あるが、「アライズ」や「ドラクエ11」はシリーズ最高傑作との呼び声も高い。

完成までに時間がかかるということは、それだけ制作費がかさむということ。もし最新作が大コケしてしまった場合には、シリーズの存続に関わるだろう。もしかすると国産ゲーム業界は、とんでもない爆弾を抱えつつあるのかもしれない。

文=大上賢一

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