アニメ『ひぐらし卒』14話で世界観ぶち壊しのドラゴンボール展開「今期で一番笑った」

アニメ『ひぐらし卒』14話で世界観ぶち壊しのドラゴンボール展開「今期で一番笑った」

『ひぐらしのなく頃に業』3巻(原作:竜騎士07/07th Expansion、漫画:赤瀬とまと/KADOKAWA)

9月23日に放送されたアニメ『ひぐらしのなく頃に卒』(TOKYO MXほか)の第14話『神楽し編 其の参』では、北条沙都子と古手梨花がついに直接対決。世界観を完全に無視した超次元バトルが繰り広げられ、視聴者から困惑の声があがっている。

※アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』最新話の内容に触れています

総集編のような展開が続いていた「ひぐらし卒」だが、ここにきてついに物語が進展。沙都子が黒幕だと知った梨花は、聖ルチーア学園に行くという夢を叶えるために必死に抗っていく。

これまでの理不尽な仕打ちに対して梨花が怒りをぶつけると、沙都子は梨花の喉元にフォークを突き立てる。言葉を発せなくなった梨花に対して、沙都子は「私が悪いとでも言うんですの?」「悪いのは梨花!」と逆ギレ。死亡した2人はまた次の世界にループした。

さらに開き直った沙都子の凶行は続行。フライパンで梨花の顔面を叩き殺害、下校途中に梨花をランドセルで殴り倒して田んぼに吹き飛ばし殺害…など、さまざまな方法で殺害していく。

しかし梨花も、やられっぱなしでは終わらない。綿流しの供養祭では沙都子の先制攻撃を祭具で防いでみせると、「勉強が嫌だから行きたくない? あんたが真面目にやれば済む話でしょうが」と正論パンチ。また次の場面では沙都子が「私はいくら勉強しても全然ダメ! だって大嫌いなんだから!」と殴るなど、場面転換を繰り返しながら2人のバトルは加熱していく──。

とんでもないバトルに視聴者唖然…

終盤には、繰り返す者を本当の意味で殺すことができるキーアイテム・鬼狩柳桜が登場。2人の衣装がなぜか巫女服に変わり、身体からオーラが吹き出す。そして空中を飛び回りながら相手を吹き飛ばすなど、まるで『ドラゴンボール』のようなバトルアニメに様変わりするのだった。

いきなり始まった超次元アクションに視聴者は度肝を抜かれたようで、《あれ俺たち異能力バトルアニメ見てたんだっけ?》《ついにドラゴンボールになったwww もうこれは神回だ(悪い意味で)》《久しぶりにみたらバトルアニメになってる。別の意味で怖い…》《ひぐらしってバトルアニメだったっけ? ドラゴンボールみたいになってて草》などと展開についていけない人々が続出している。

また、終盤のメタフィクションじみた展開が『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を彷彿とさせるという指摘も。ツイッター上では、「シンエヴァ」が一時トレンド入りするほどの騒ぎとなっていた。もはや当初の方向性であるホラーサスペンスをかなぐり捨てたような展開に、《もうこれサスペンスじゃない!! ひぐらしワールドが完全にぶっ壊れた》《ひぐらし卒はホラーサスペンスじゃなくてギャグアニメだったのか》《今期のアニメで一番笑った。ここまで吹っ切れたら神アニメでしょ》とツッコミの声が巻き起こっている。

頭脳戦どころか激しい肉弾戦が描かれ、賛否両論を呼んでいるものの、その最中に沙都子と梨花はお互いの本心をこれ以上ないほどぶつけ合っていた。そして2人の感情は決して憎しみではなく、執着にも近い歪んだ愛情だったため、百合アニメとして評価する機運も高まっているようだ。

ホラーサスペンスではなくなったものの、ここ数年のアニメでもトップクラスの盛り上がりを見せていることは確実。見事に視聴者の予想を裏切ってみせたが、ここからどのように収拾をつけるのだろうか。沙都子と梨花が辿る運命の終着点が気になるところだ。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『ひぐらしのなく頃に業』3巻(原作:竜騎士07/07th Expansion、漫画:赤瀬とまと/KADOKAWA)

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