ジャンプ+読切ホラー『醜怪住宅地』に賛否!「すごく怖い」「中途半端」

ジャンプ+読切ホラー『醜怪住宅地』に賛否!「すごく怖い」「中途半端」

ジャンプ+読切ホラー『醜怪住宅地』に賛否!「すごく怖い」「中途半端」 (C)PIXTA

ホラー漫画は作者の力量が試されるジャンルだと言われるが、とくに読み切りの場合にはその傾向が強い。9月29日、『ジャンプ+』にて『醜怪住宅地』というホラー漫画の読み切りが公開されたのだが、その内容をめぐって賛否両論が巻き起こっているようだ。

「醜怪住宅地」は〝新時代ホラー〟と銘打たれた57ページの短編作品。物語は、血まみれの男が除霊師に助けを求めているシーンから始まる。その男は家族を連れて新興住宅地に引っ越してきたが、ある日娘が家の中に「何かがいる」と言い始めたという。そこから想像を絶するような凄惨な展開が引き起こされていく…。

始まりから終わりまで息をつかせぬホラー描写が連続し、目を背けたくなるほど醜悪でおぞましいシーンも。『チェンソーマン』や『SPY×FAMILY』などの担当で知られる編集者・林士平は、作品のリンクとともに《【恐怖注意】ホラー 作品が苦手な方には、お読みすることを推奨しません【要注意】》という警告を記している。

実際に作品を読んで震え上がった読者も多いようで、ネット上では《勘弁してくれ、すごく怖いよ…》《救いがなさすぎる…これぞホラー漫画》《想像を超えた恐怖で死にました》《最初は、はいはいジャンプの好むホラー風アクションねと侮ったが、最後まで失速することなくきちんとホラーだった!》といった反響が続出していた。

称賛の一方で「ありきたり」という声も…

とはいえ、同作への反応は好意的なものばかりではない。ネタバレになるため詳細は伏せるが、同作は2018年に公開された邦画ホラーのヒット作『来る』を彷彿とさせる要素を含んでいる。他にも近年のホラーの流行を上手く取り込んでいる印象だが、それが裏目に出たらしく、《ありきたりすぎ》《中途半端にした「来る」みたいな読み切り》《なんかもう一捻り入れるか直球かどっちかにしてほしかった》《久しぶりに漫画読んでて「は?」って口から出ちゃった》と不満を漏らす読者が相次いでいる。

また「ジャンプ+」公式や関係者がツイッター上で最大限期待を煽っていたことで、ハードルが上がりすぎたという側面も。《期待して読んだせいかなんか物足りなかったな…》といった意見もチラホラ生まれていた。

とはいえ、作者がヒット作の出にくいホラージャンルに挑戦したことは称賛すべきだろう。とくに少年漫画がメインの『ジャンプ』作品では、純粋なホラーよりも『地獄先生ぬ~べ~』のようなアクションホラーや、『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』のようなファンタジー要素を内包した作品がもてはやされてきた。そういった伝統に、「醜怪住宅地」は一石を投じたと言える。

新たな可能性を探る「ジャンプ+」らしい作品として、「醜怪住宅地」は語り継がれていくかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部

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