ジャンプの“新世代”が貧弱すぎる?『アンデラ』『マッシュル』にかかる期待

ジャンプの“新世代”が貧弱すぎる?『アンデラ』『マッシュル』にかかる期待

ジャンプの“新世代”が貧弱すぎる?『アンデラ』『マッシュル』にかかる期待 (C)PIXTA

10月1日から10月10日にかけて、JUMP SHOPにて「ジャンプ新時代ブーストフェア」が開催。『夜桜さんちの大作戦』『アンデッドアンラック』『マッシュル-MASHLE-』『あやかしトライアングル』『破壊神マグちゃん』『僕とロボコ』『高校生家族』の6作品が対象なのだが、これをキッカケに読者から「新世代にはヒット作が存在していない」という声が相次いでいる。

『週刊少年ジャンプ』の新時代として括られたこれらの作品は、ほとんどが2020年に連載を開始。「夜桜さんちの大作戦」のみ、2019年39号から始動した作品だ。すでに10巻近く単行本が出ている作品もあり、現在の連載陣では中堅にあたるポジションと言えるだろう。

しかし今のところ、どの作品もアニメ化するような大ヒット作にはなっていない状況。もっとも売れていると思われる「マッシュル」ですら、今年8月の時点でシリーズ累計210万部に到達する程度であり、「ジャンプ」の看板と呼ぶには心もとない。また、「アンデッドアンラック」は『次にくるマンガ大賞 2020』のコミックス部門で1位に輝いたこともあり、一時期はもてはやされていたのだが、ここ最近は人気が沈んできている印象だ。

「ジャンプ新時代」の顔ぶれをめぐって、ネット上では《全然パッとしないよなぁ。鬼滅の刃のような作品は出てこないのだろうか》《別に悪いラインナップではないけど、新世代っていわれると絶望感がひどい》《マガジンよりヤバいよな。今のジャンプ》《ジャンプ+と何作か入れ替えたほうがいい。週刊連載に耐えられんやろうが》《呪術、チェンソ当たりまではいい感じに世代交代感があったのに。貧弱なラインナップだな。ジャンプ大丈夫か?》と現状を嘆く声が続出している。

“黄金時代”以降の不作はいつ終わるのか…

「マッシュル」や「アンデッドアンラック」への風当たりが強いのは、その1~2世代前が黄金時代だったことが原因だろう。2016年~2017年には、『鬼滅の刃』をはじめとして『約束のネバーランド』や『Dr.STONE』といったヒット作が登場。それに続く2018年~2019年にも、『呪術廻戦』『アクタージュ act-age』『チェンソーマン』と社会現象クラスの作品が生まれていた。他の漫画雑誌であれば「マッシュル」などは十分ヒット作だろうが、こうした世代と比べると見劣りしてしまうのも事実だ。

また、そんな「ジャンプ新時代」より後の連載陣にも悲観的な声が少なくない。今年の新連載はすでに3つが打ち切りとなっており、現在も『レッドフード』と『NERU-武芸道行-』が打ち切り寸前の窮地に立たされている。新人作家としては、昨年末に連載が始まった『SAKAMOTO DAYS』がほぼ唯一の例外として好調だが、まだ看板を背負えるコンテンツには育っていない。

次なるヒット作がなかなか生まれない最近の「ジャンプ」。黄金のように輝く才能の持ち主が現れる日は、いつになるのだろうか…。

文=城門まもる

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