『ONE PIECE』ワノ国編“衝撃展開”連発に疲弊…「何回やるの」「感動もクソもない」

『ONE PIECE』ワノ国編“衝撃展開”連発に疲弊…「何回やるの」「感動もクソもない」

『ONE PIECE』100巻(尾田栄一郎/集英社)

漫画『ONE PIECE』の「ワノ国編」では、「百獣海賊団」とルフィたち「麦わらの一味」による全面対決が描かれている最中。物語終盤ということもあり、ストーリーの謎を解き明かすためのピースが次々揃っている。しかしそんな中、伏線回収の連発に飽き始めている人もいるようだ。

『週刊少年ジャンプ』で連載中の本編では、四皇・カイドウのお膝元である「鬼ヶ島」で最終決戦が繰り広げられているところ。「百獣海賊団」の幹部である「大看板」や「飛び六胞」も勢ぞろいし、血で血を洗う戦いが続いている。

そこであらためて物語を振り返ってみると、〝正体を隠している人物〟が多数存在することに気づく。「大看板」のキングや「飛び六胞」のページワン、うるティ、フーズ・フーなどは、顔の一部をマスクで隠しており、その正体に関しても謎めいた部分が多い。

実際にキングが謎多き種族である「ルナーリア族」だったり、フーズ・フーが元「CP9」だったりと、衝撃の事実がいくつも明かされてきた。また、カン十郎やX・ドレークのように、正体を偽ってスパイ活動をしていたキャラもおり、各々が騙し騙される複雑な展開となっている。

もちろん徐々に謎が明かされる展開は「ONE PIECE」の醍醐味なので、多くのファンは《ワノ国編後半にかけての伏線回収、激アツでっせ…!》《ワンピースはワノ国編入ってから本当に面白い、伏線回収の量が異常すぎる》《展開が熱いぜ。ワノ国編読み返す度に伏線がたくさん散らばってて楽しい!》と盛り上がっているようだ。

怒涛の伏線回収を喜ばない読者も…

しかし「ワノ国編」において、疑わしいキャラやシーンがあまりに多すぎることに辟易する人も。一部では《実は〇〇の正体は誰でした! ワノ国で何回やるねんw》《ワンピは伏線の匂わせと伏線のさらに上の結果でしたみたいな伏線マウントが多すぎ》《ただただ、萌えキャラキャンペーン、シルエットクイズ、読者サプライズ、伏線スゲーだけに特化して感動もクソもないストーリー》と厳しい意見があがっている。

「ワノ国編」は2018年ごろからスタートし、約4年にわたって続いている大長編。連発される「衝撃の事実」や「実は伏線だった」という展開を受け、食傷気味になってしまう人がいるのも仕方がないかもしれない。

また、伏線回収のためにさまざまなキャラにスポットが当たっているのも評価が分かれる原因。場面転換が多くなったり、説明や解説にページを割かれたりするため、バトルシーンはどうしても中だるみしてしまう。推しキャラの爽快な活躍シーンを見たい読者にとっては、冗長に感じるのだろう。

それでも、これまで散りばめてきた伏線を回収するのは避けては通れない道。「ONE PIECE」全体の山場と言っても過言ではない。もどかしいかもしれないが、作者・尾田栄一郎の頭にあるものが出揃うまでじっくり付き合っていこう。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』100巻(尾田栄一郎/集英社)

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