『ゴールデンカムイ』294話“盲目のガンマン”都丹庵士が…「めちゃくちゃカッコよかった」

『ゴールデンカムイ』294話“盲目のガンマン”都丹庵士が…「めちゃくちゃカッコよかった」

『ゴールデンカムイ』27巻(野田サトル/集英社)

10月21日発売の『週刊ヤングジャンプ』47号に、大人気サバイバルバトル漫画『ゴールデンカムイ』の第294話『静寂』が掲載された。作中では盲目の戦士・都丹庵士(トニ・アンジ)の衝撃シーンが描かれ、ネット上で大きな反響を巻き起こしている。

※『ゴールデンカムイ』最新話の内容に触れています

トニは土方歳三をかばい、「第七師団」の二階堂浩平による銃弾を受けてしまうことに。しかし倒れる寸前、反撃の一発をお見舞いし、なんとかピンチを脱却する。

土方はトニが身代わりとなったことに驚くが、トニとしてはこれまで何度も命を救われてきたことの恩返しだったらしい。「少しでもあんたの寿命の足しになれば…」と言うと、血を流しながら土方をサポートする。

土方を逃がした後も孤軍奮闘を続け、聴覚を頼りに敵と戦っていくトニ。激しい戦闘の中で、やがてその身体は動かなくなっていた…。

トニは物語の途中で、土方一派と行動を共にすることになった「刺青の脱獄囚」の1人。メインキャラではないものの、音の反響を頼りとした〝盲目のガンマン〟という設定や、クールな立ち振る舞いによって人気を博していた。

そんな彼が予想外な死を遂げたことで、読者の間では《覚悟はしてたよ…してたけどつらいつらすぎる》《涙が止まらん! トニさん!》《今になってトニさん死んだのがとても悲しい…》と悲痛な声があがっている。

あの名作を彷彿とさせる?

トニの死が確定したシーンでは、それまでの騒音に満ちた戦場から一変、静かで真っ白な世界が描かれることに。暗闇のなかで聴覚を駆使して戦っていた彼は、最期におだやかな光に包まれながら静寂を楽しむのだ。その一方、現実ではトニが塹壕に腰かけた状態で死んでおり、まるで伝説の漫画『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈が真っ白に燃え尽きた時のような姿となっていた。

悲劇的な場面でありながら、どこか美しさすら感じさせるトニの最期。その生き様を見届けた読者からは、《本当に、暗闇から抜け出せたんだな…と思う。映画のように綺麗だった》《トニさんの描写いいね。心にずっしり来た》《なんか無性にこみ上げるものがあった。最後までめちゃくちゃカッコよかったです》といった声も続出している。

もちろんトニの最期は悲しいが、決して悲惨な死にざまではなかった。戦況はますます苛烈になりそうだが、非業の死を遂げるキャラクターが少ないことを祈るばかりだ。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『ゴールデンカムイ』27巻(野田サトル/集英社)

◆過去の「ゴールデンカムイ」レビューはこちら

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