格闘ゲーム『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』爆死!? 伸び悩みの原因はどこに…

格闘ゲーム『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』爆死!? 伸び悩みの原因はどこに…

格闘ゲーム『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』爆死!? 伸び悩みの原因はどこに… (C)PIXTA

10月14日に発売されたゲーム『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』だが、思ったよりも売れ行きが芳しくない模様。社会現象を巻き起こした大人気コンテンツのゲーム化にもかかわらず、なぜ売上が伸び悩んでしまっているのだろうか。

『ファミ通.com』が発表した2021年10月11日~2021年10月17日の売上データによると、PS4版「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」の売上は9万4849本。そしてPS5版は2万187本となっており、合わせて約11万本という数字に落ち着いている。

決して低い数字ではないのだが、「鬼滅の刃」のゲームと考えるとやはりインパクトが薄い。たとえば『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』のBD&DVDは3日間で100万本を超える売上を叩き出しており、同映画が地上波で放送された際には視聴率20%超を記録。全世界出荷本数は100万本を突破したというが、もう少し国内での売上が伸びてもおかしくないように思える。

PS4版とPS5版合わせて約11万本という数字に、ネット上では《15万くらいはいってると思ってたわ》《鬼滅は老若男女に受けたコンテンツなのに何故?》《日本を代表するコンテンツなのに》といった声が。思ったより売れてなかったという印象を抱く人が多いようだった。

「ニンテンドースイッチ」で出せなかったことが敗因?

売上が伸び悩んだ理由について、一部のゲーマーからは《Switchでも鬼滅の刃出てたらもっと売れてたと思うよ》《初動マーケティングでSwitchでの発売に舵を切れなかったのがあかん》《鬼滅は老若男女に受けてるらしいからSwitchで出した方が売れると思うわ》《やっぱり一番興味のあるお子ちゃまが本体持ってないし、Switchだったらもっと売れたよな》との指摘が。同ゲームは「PS4」「PS5」「Xbox One」「Xbox Series X|S」「Steam」といったプラットフォームでリリースされているが、子どもに人気がある「ニンテンドースイッチ」で販売できなかったのが敗因だと言われている。

「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」のジャンルは「鬼殺対戦アクション」と表記されており、よりざっくりとした括りで言えば格闘ゲーム。ただしeSports界隈で盛り上がっているような対戦バランスを重視する格ゲーではなく、『ナルティメットストーム』シリーズや『ONE PIECE グランドバトル』シリーズのようなキャラゲーだ。そのためファミリー層が購入しやすいプラットフォームでリリースできなかったのは、手痛かったのではないだろうか。

そのほか〝アクションゲームでよかった〟といった声もあり、そもそも格闘ゲームとして世に送り出したことを疑問視する人も。一昔前から流行りのジャンプ作品は格闘ゲームになりがちだが、令和の時代にはふさわしくないマーケティング戦略なのかもしれない。鬼滅キッズたちも本当は、別のジャンルで「鬼滅の刃」の世界観を楽しみたかったのではないだろうか…。

文=大上賢一

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