アニメ『ルパン三世 Part6』第4話“押井守”脚本に不満の声「退屈だった」

アニメ『ルパン三世 Part6』第4話“押井守”脚本に不満の声「退屈だった」

アニメ『ルパン三世 Part6』第4話“押井守”脚本に不満の声「退屈だった」 (C)PIXTA

アニメ『ルパン三世 Part6』(日本テレビ系)の第4話『ダイナーの殺し屋たち』が、11月6日深夜に放送。世界的アニメ監督・押井守がゲスト脚本を担当する大注目の回となったが、ルパンファンからは《これきりにしてほしい》と冷めた反応もあがっている。

※アニメ『ルパン三世』最新話の内容に触れています

寂れた街のしがないダイナーには、6人の怪しい男たちが集まっていた。そこへ謎の男2人組が入店し、ウエイトレスに「今いる客は全員ある人物を殺害するためにやってきた殺し屋だ」と語り始める。そしてターゲットが現れる頃合いになると、殺し屋たちは報酬をひとり占めしようと銃撃戦を繰り広げ、店は大混乱に。最後に生き残ったのは2人組の男で、その正体はルパンと次元だった──。

押井監督といえば『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』や『イノセンス』といった作品で知られる通り、ほかのアニメ監督にはない衒学的な作風で有名。今回も難解な長セリフの連発、終始会話劇で動きが少ない、メインキャストがなかなか出てこない…などと、まさに押井守ワールド全開の仕上がりとなっていた。

また、押井作品といえばさまざまなジャンルからの引用で知られるが、その作風は相変わらず。そもそものストーリーがアーネスト・ヘミングウェイの短編『The Killers』をオマージュした会話劇となっており、『ゴルゴ13』の主人公・デューク東郷を彷彿とさせるキャラクターも登場。他にも複数の小ネタがふんだんに散りばめられていた。

押井監督のエゴにルパンファンはうんざり

とはいえ、他人の作品を題材にしておきながら自分の世界観を押し出すことに反発するルパンファンも。SNS上では《めちゃくちゃつまらなかった》《退屈だった。もうこれっきりにしてほしい》《ルパンであんなもの誰も求めてないんだわ》といった厳しい声があがっている。

ここまで不評となってしまったのは、おそらく押井の作風と「ルパン三世」シリーズの相性が悪かったためだろう。「ルパン三世」シリーズではルパン一味がお宝を盗み出すという単純明快なシナリオが多いため、そもそも難解さを求めていないファンが多い印象だ。

一方、押井は何度も視聴して楽しめるような深い作品を手掛けることでお馴染み。押井ワールドがルパンファンに受け入れられないのも、当然と言えるだろう。

ちなみに押井は1980年代に劇場版『ルパン三世』を手掛けるはずだったが、独創的すぎる作風ゆえに降板させられた過去がある。今回の反応を見るかぎり、やはり「ルパン」制作サイドの判断は正しかったのかもしれない…。

文=ゴタシノブ

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◆過去のアニメ「ルパン三世 PART6」レビューはこちら

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