
人気声優が“韓国グルメ愛”告白で大炎上!? オタクたちが敏感に反応するワケ (C)PIXTA
『五等分の花嫁』の中野三玖役などで知られる人気声優の伊藤美来が、ツイッター上で、とある韓国グルメへの愛を熱弁。過剰反応したオタクから、苦言を呈されてしまったようだ。同様の騒動は過去にもあったが、なぜオタクはここまで韓国ネタに厳しいのだろうか。
コトの発端となったのは、11月14日に「伊藤美来写真集」公式ツイッターアカウントが、オフショットとして投稿した動画。伊藤は動画内で韓国発祥のインスタント麺『辛ラーメン』について熱く語り、さらには同商品にまつわるマニアックな情報まで披露していた。
伊藤さんがインスタントラーメンを語る動画、こちらに残しておきます…🔥
スタッフも、この辛ラーメンに別バージョンがあるなんて知りませんでした😂伊藤さんの愛と熱量を感じます🍥✨高画質はこちら↓https://t.co/0qeAcv6NP7#伊藤美来#みっく写真集 pic.twitter.com/bSJwJoppAM
— 伊藤美来写真集 【公式】💫 (@itomiku_mogmog) November 14, 2021
伊藤が明かした辛ラーメン愛に、ファンからは《みっくと辛ラーメン食べたいのだ!》《やっぱり、みくさんには食べ物が合う》《素晴らしい辛ラーメン愛です》などと好意的な声が続出。「辛ラーメン」が庶民的グルメなこともあって、親近感が湧いたのだろう。
しかしその一方で、声優が韓国ネタを扱うと、なぜかオタクはざわついてしまうらしい。ネット上では《うそだろ》《みっく…嘘だよな…?》《コッコロオモニ…》《消せ消せ消せ消せ消せ》などと過剰反応する声が続出していた。
未だに存在する?“嫌韓思想”のオタクたち
今回の件は、韓国好きというニュアンスのものではなかったため、ネタにされた程度で済んだのだろう。だが、かつては韓国について言及するだけで炎上させられてしまうほど、敏感な嫌韓オタクがネット上に蔓延っていた。
たとえば2017年、小倉唯は自身の公式ブログにて、プライベートで韓国を訪れたことを公言。当時小倉は大学生で、過去に同じ講義を履修していた韓国人の友人に会いに行くのが目的だったらしく、ブログにはその時の思い出が綴られていた。
一見素敵な思い出話なのだが、小倉が韓国を訪れたという事実が怒りを買ってしまった模様。《叩かれるのが分かりきってるのにわざわざ自慢するのって何故?》《今大荒れの韓国なんかによく行くな》《政治に興味ない馬鹿女はこんなのが多いよなぁ》などと理不尽きわまりないバッシングを浴びることに。
他にも有名な話では、2012年に放送されたTVアニメ『さくら荘のペットな彼女』の第6話にて、韓国料理のサムゲタンが出てきただけで炎上したことも。こちらは原作でお粥だった描写が、なぜかサムゲタンに改変されていた経緯があるものの、もし韓国グルメでなければ大規模な炎上には発展しなかっただろう。
とはいえ、最近はそんな過激思想の持ち主も減ってきた印象。世間では韓流アイドルや韓国発の映像作品『イカゲーム』なども流行っているので、なおさら時代遅れな印象を受けてしまう。声優たちが自分の好きなものを堂々と公言できる社会になってほしいものだ。
文=大上賢一
【画像】
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