
『東リベ』マイキーが“嫌われキャラ”に…理不尽な振る舞いに読者ドン引き (C)PIXTA
ここ最近、衝撃的な展開が続いている漫画『東京卍リベンジャーズ』。12月1日発売の『週刊少年マガジン』1号に掲載された第233話『Better late than never』では、佐野万次郎ことマイキーが暴走する描写が描かれ、読者をドン引きさせているようだ。
※『東京卍リベンジャーズ』最新話の内容に触れています
第233話は、マイキーが一方的にサウスを殴っているシーンから幕を開ける。ピクリとも動かなくなったサウスにマイキーは拳をぶつけ、ついに殺してしまう。
完全に“闇堕ち”してしまったのか、マイキーは勝負が終わってもなお人を傷つけようとする。そんなマイキーを止めるべく、花垣武道(タケミチ)が間に割って入るのだが、答えの代わりに飛んできたのはマイキーの重い拳。そしてマイキーは「さて、どうやって死にてぇ?」とタケミチに投げかけ、彼を一方的に殴り続けるのだった──。
マイキーは知らないかもしれないが、今回のタケミチは彼を助けるためにタイムリープしている。読者たちはその過程を見ていることもあり、最新話でマイキーがとった行動に強い嫌悪感を示したようだ。
SNS上では、《東リベのマイキー思考が意味わからなさ過ぎてメンヘラ超えてる》《マイキー、メンヘラすぎない? これだけ友達いて何で闇堕ちが止まらないのよ》《マイキー、こいつキモくねぇか?》《最近のマイキーこじらせすぎてドウシテ…ってなる。前からだけども…》《マイキーもうめちゃくちゃだなおい》《最新話のせいでマイキー苦手になってきた…》といった声が続出。人気キャラから一転、作中随一の嫌われキャラと化しつつある。
マイキーが退場すれば解決? 読者が苛立っている理由
ご存じの通り、「東京卍リベンジャーズ」は主人公のタケミチが偶然手に入れたタイムリープ能力で未来を変えていく物語。当初は昔の恋人・ヒナタの命を救うためにタイムリープを繰り返していた。
何度目かのタイムリープで、タケミチはヒナタを救出。昔過ごした仲間たちと一緒に幸せに過ごす現代を手に入れる。しかし、改変された未来にはマイキーの姿が見当たらない。マイキーを救いたい一心でタケミチは幸せな現代を捨て、ふたたびタイムリープするのだった。
最新話でマイキーは、そんなタケミチの思いを踏みにじるような行動をとっている。ヘイトが向けられるのは仕方がないことだろう。
またマイキーを残虐な性格にしてしまう「黒い衝動」についても詳しい説明がなく、読者からしたらただ暴力を振るっているようにしか見えない。本人は苦しんでいるのかもしれないが、正直なところ作中でその葛藤が描かれなければ同情することもできない。
もはや殺戮マシーンとなりつつあるマイキー。はたしてタケミチは彼を救うことができるのだろうか…。
文=城門まもる
【画像】
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