『ヒロアカ』336話ついに“内通者”確定! 潜んでいた伏線の数々…

『ヒロアカ』336話ついに“内通者”確定! 潜んでいた伏線の数々…

『僕のヒーローアカデミア』32巻(堀越耕平/集英社)

これまで長きにわたり、仲間うちにひそんだ内通者の存在が議論されてきた『僕のヒーローアカデミア』。12月6日発売の『週刊少年ジャンプ』1号に掲載された最新話では、ついにその正体が明らかとなり、読者の間に大きな衝撃が走っている。

※『僕のヒーローアカデミア』最新話の内容に触れています

第336話『敵』の冒頭、葉隠透は物陰からとある人物の様子を窺っていた。その相手とは、1年A組のクラスメイトである青山優雅。青山は必死の形相をした両親に詰め寄られており、オール・フォー・ワンの命令を聞くように命じられていた。

どうやら彼らは、家族ぐるみでオール・フォー・ワンと内通していた模様。青山は生まれつき“無個性”だったため、個性を授けてもらったという。しかしそれをきっかけに利用され、両親を人質に「USJ襲撃事件」や「夏の林間合宿」でヴィランに情報を提供したそうだ。

しかし青山は罪悪感に押し潰されつつあり、精神は限界寸前。そんな彼の前に、緑谷出久がやってくる──。

前回掲載された第335話では、まるで葉隠が内通者であるかのように描かれていた。しかし本当の裏切り者は青山だったらしく、読者たちはまんまとミスリードを誘われた結果だ。

ネット上では、《やっぱり青山くん内通者だったんだ…個人的にはほぼ一択ではあったけど正直悲しい》《本当に精神的に無理なので堀越先生内通者変えてくれ》《君が内通者とか絶対に信じないからな…》《内通者が青山くんだったなんて…そんな、そんな…》と多くの読者たちが悲しみに暮れている。

伏線はいつから? 過去のシーンを振り返る

青山が内通者であるという説は、物語の初期から囁かれていた。具体的に振り返ってみると、最初に伏線らしきものがあったのは「USJ襲撃事件」。学園がヴィランに襲撃されたこの事件で、ほぼ唯一青山の居場所だけが分かっていなかった。

続いて「夏の林間合宿」では、夜中に部屋を脱走。今回の“自白”によると、やはりこの時ヴィランたちに合宿の日時や場所を漏らしたのは青山だったらしい。また、単行本10巻の背表紙には青山の顔が描かれているのだが、他のキャラとは違って俯いた状態になっている。

さらに168話『青山奇行編』では、出久に対して「個性が体に合っていない」ことを指摘していた。これは青山自身、後天的に個性を与えられた存在だからこそ出てきた言葉だろう。当時、青山は意味深なメッセージを発していたが、出久のことを自分と同じように「個性を与えられた内通者」と勘違いしたのかもしれない。

怪しまれていた通り、本当に青山がヴィランへの内通者だったワケだが、その性根は悪に染まってはいない。むしろ良心の呵責に苛まれている様子だ。出久は彼に対して、どんな言葉をかけるのだろうか…。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『僕のヒーローアカデミア』32巻(堀越耕平/集英社)

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