『ルパン三世 PART6』10話またも押井守の脚本に批判!「ずっとポカーン状態」

『ルパン三世 PART6』10話またも押井守の脚本に批判!「ずっとポカーン状態」

『ルパン三世 PART6』10話またも押井守の脚本に批判!「ずっとポカーン状態」 (C)PIXTA

人気アニメ『ルパン三世 PART6』(日本テレビ系)の第10話『ダーウィンの鳥』が、12月18日深夜に放送された。数話ぶりに『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』や『イノセンス』で知られる大御所アニメ監督・押井守が脚本を担当したのだが、またもや大暴走してしまったようだ。

※アニメ『ルパン三世』最新話の内容に触れています

ミハイルと名乗る男からの依頼で、“ダーウィンの鳥”という化石を盗み出すことにした峰不二子。しかしミハイルが代理人であることを不審に感じ、本当の依頼主を探るようルパンに協力を依頼した。

ところが、依頼主の正体は全くの不明。ミハイルと話し合ったはずの屋敷も、ほこりを被った空き家だった。不可思議な現象が頻発する中、ルパンが「降りるなら今しかないぞ」と警告するも、不二子は盗みの決行を取りやめない…。

今回の物語は、ダーウィンの進化論やキリスト教の神話伝説などを盛り込んだ衒学的なストーリーが繰り広げられた。押井が過去に手掛けたOVA『天使のたまご』のセルフオマージュではないかとも言われており、その作風が十分に発揮されている。

しかしその内容は、「ルパン」ファンの求めていたものではなかったようだ。ネット上では《今夜の押井回もまた自己満脚本でしかなかった》《絶望的に面白くない》《押井回はルパンでやる必要なくね?》《ルパンですらない》《押井守節が強すぎてずっとポカーン状態》などと、怒り交じりの声が続出していた。

押井節は30分じゃ伝わらない?

押井作品は、いずれも深遠なテーマを扱うことが特徴。今回の「ルパン」もその例に漏れないが、テレビアニメの尺ではあまりにも短すぎた印象がある。コアな押井ファンたちの間でも、《正味1時間40分くらいの尺がないと作品として粗くなり過ぎるテーマ。かなり残念》《30分未満の尺ではやはり「物語」たり得ない》と、手厳しい意見が飛び交っていた。

なお、押井が「ルパン三世」のゲスト脚本を手掛けるのは今回が二度目。前回の第4話『ダイナーの殺し屋たち』では、自身の作風を全面に出した結果、ファンが置き去りとなってしまい、《もうこれっきりにしてほしい》と不評を呼んでいた。しかし第10話では、さらにエンジン全開で押井ワールドが打ち出されている。

そもそも「ルパン」ファンと押井の作風の相性が、絶望的なまでに合っていない可能性もあるだろう。もしリベンジの機会があれば、次こそは奇跡のハーモニーを奏でてくれることに期待したい。

文=ゴタシノブ

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◆過去のアニメ「ルパン三世 PART6」レビューはこちら

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