ボーカロイド文化が令和に復権! 火付け役はスマホゲーム『プロセカ』だった?

ボーカロイド文化が令和に復権! 火付け役はスマホゲーム『プロセカ』だった?

ボーカロイド文化が令和に復権! 火付け役はスマホゲーム『プロセカ』だった? (C)PIXTA

『ニコニコ動画』黄金期の一大コンテンツとして人気を博したボーカロイド。『千本桜』や『カゲロウデイズ』といったメガヒット曲が誕生したのは、今から約10年前のことだ。大人になった“ニコ厨”たちは、もはや古の文化と捉えているかもしれないが、今年に入って未曽有のブームが起きているという。

現在ツイッター上では、「『ニコニコ動画』で発表した年にミリオンを達成したボカロ曲」のリストが大きな話題を呼んでいる。この“年内ミリオン”の曲数は時期によって大きな変動があるようで、今年は10本が記録を達成。2桁を達成したのは、およそ8年ぶりのことらしい。

実際に年内ミリオンの曲を見てみると、syudouによる『キュートなカノジョ』のほか、Kanariaの『エンヴィーベイビー』、DECO*27による『ヴァンパイア』、須田景凪(バルーン)の『パメラ』といった顔ぶれ。

さらにボカロ全盛期に活躍した有名クリエイター、sasakure.UKも大復活。今年6月に発表した『トンデモワンダーズ』がニコニコでミリオン達成、YouTubeでは800万再生を超えるヒットを記録している。

怒涛の勢いを見せているボカロシーンに、ネット上では《すげぇ…ボカロブーム再燃やぁ!》《やっぱりボカロ成長期ですよね今》《ボカロは終わると言われてたのが嘘かのようにボカロブームが到来したの凄い》といった声があがっている。

若年層をボカロ文化に呼び込んだ「プロセカ」

だが、一体なぜ令和の現在、ふたたびボカロブームに火が付いたのだろうか。さまざまな原因が考えられるが、とくに大きいのがスマートフォンゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』(プロセカ)の存在だ。

同作は2020年9月にリリースされたリズムゲームで、ボカロ楽曲を中心的に導入しているのが特徴。またストーリーモードにおいて、人とボーカロイドが交差する“エモい”シナリオを用意し、プレイヤーの心を掴んでいる。

同作はリリース以後、2021年7月時点で500万ダウンロードを達成。さらには、ユーザー層が若いという傾向も特徴的だ。2021年1月時点のデータでは、10代男女だけで全ユーザーのうち約56%を占めていることが明らかに。次に多いのが20代(約32%)であり、ほとんどを若年層となっていた。

とはいえ、「プロセカ」に収録されているのは最新ヒット曲ばかりではない。古いものでは『メルト』や『みくみくにしてあげる♪』、『炉心融解』など、2007年~2008年に発表された往年の名曲も収録されている。メインユーザー層には初めて聞く曲も多いはずだが、裏を返せば、今の10代にもボカロ曲が“刺さっている”ということだろう。

「ニコニコ動画」の衰退とともに、盛り上がりに影が差していたボーカロイド文化。「プロセカ」ブームの波に乗り、さらに進化してくれることを期待したい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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Benzoix / PIXTA

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